いつものように洗濯したはずなのに、なぜか白色の洗濯物がくすんだピンク色に染まってしまった・・・なんてことはありませんか?
そうなったときに、まず最初に考えるのは他の衣類からの色移りです。
しかし、色移りしそうな洗濯物がないのにピンクに染まることもありますよね。
なぜ、白いタオルや洋服がピンクに染まってしまうのでしょうか?
そこで、今回は洗濯物がピンクになってしまう原因と落とし方を調べてみました。
洗濯物がピンクに染まってしまう原因は?
洗濯物がくすんだピンクに染まってしまう原因は、空気中の酵母(赤カビ)です。
赤カビというと心配になってしまいますが、ピンクの酵母自体には人体にそれほど影響はありません。
しかし、赤カビはカビなので、洗濯物に雑菌が繁殖しやすい環境であることは無視できませんよね。
雑菌がどんな時に繁殖するのかというと
- 濡れている
- 汚れている
- 空気に触れている
という状態が雑菌が好む環境であり、赤カビも発生しやすくなっていまいます。
- 汚れたり汗をかいた洋服をカゴや洗濯機の中に放置
- 使用したタオルなど、濡れている衣類をそのまま放置
- 夜のうちに洗濯機を回し、朝になってから取り出して干す
このようなことを、ついついやってしまいませんか?
我が家もつい、使用して濡れたタオルを洗濯槽の中に放置してしまいます。
するといつの間にか、白い服やタオルがくすんだピンク色に染まっていたりするんですよね・・・。
それに洗濯槽の中に濡れていたり汚れた衣類を入れて放置する事は、洗濯機本体にカビが発生してしまう原因にもなります。
カビが発生している洗濯機で衣類を洗っていれば、それこそ赤カビが繁殖してしまうことにもなるので注意が必要です。
洗濯物がピンクに変色したときの落とし方は?
洗濯物がピンクに染まってしまったときは、普通に洗濯するだけでは落ちません。
そのため、洗濯物の赤カビは、酸素系漂白剤を使用して落としましょう。
酸素系漂白剤には液体と粉末がありますが、粉末タイプの方が洗浄力や殺菌力が強力なのでオススメです。
- 40〜50℃くらいのお湯に酸素系漂白剤を適量入れる
- ピンク色に染まった洗濯物を入れ、2時間~6時間を目安につけおきする
- 洗濯機で普通に洗う
つけ置き洗いをするときは、必ず40~50℃のお湯を使用しましょう。
40~50℃のお湯を使用しないと、酸素系漂白剤の効果が十分に発揮できないので注意してくださいね。
漂白剤には酸素系漂白剤と塩素系漂白剤がありますが、必ず酸素系漂白剤を使用してください。
塩素系漂白剤の方が強力ですが、衣類が傷む原因となります。
塩素系漂白剤を使用するときは、酸素系漂白剤では落ちなくて、どうしても白くしたい場合にしましょう。
ただし、生地がゴワゴワになる可能性が高いので、タオルなど多少生地が傷んでもいいものだけにしてくださいね。
また、煮洗いでもピンクに染まった衣類を元に戻せることがあります。
ただし、塩素系漂白剤と同様に煮洗いをすることで生地が傷んでしまう可能性があるので、熱に強い綿や麻の素材でできた衣類だけにしてください。
- ステンレスやホーローの鍋に水をいれて沸騰させる
- 酸素系漂白剤を適量入れる
- 鍋に洗濯物を入れて吹きこぼれないように弱火で20分程度煮る
- 火を止めて水を入れて温度を冷まし、お湯でよくすすぐ
洗濯物がピンクに変色しないようにするには?
そもそもピンク色に染まらないようにするには、濡れたり汚れている衣類をそのまま放置しない事です。
できればすぐに洗いたいところですが、湿ったり汚れた衣類がでたからといって、すぐに洗濯機を回せないこともありますよね。
そのため、可能であれば洗濯機を回すまで、濡れた衣類はハンガーなどに干して乾かしておきましょう。
もしくは、洗うまでの間、セスキ炭酸ソーダを少量入れた水につけておくと、空気に触れないので酵母(赤カビ)の予防になります。
また、洗濯槽も定期的に掃除をしましょう。
洗濯槽にカビが発生していたら、どんなに予防していても意味がなくなってしまいますからね。
おわりに
衣類をピンク色に染めたないためには、なるべくこまめに洗濯をしましょう。
また、ピンクに変色してしまったときは、酸素系漂白剤でつけ置き洗いをして、早めに落とすようにしてくださいね。