不注意で書類や本を破いてしまった・・・なんてことありますよね。
破れてしまった紙を一番手っ取り早く補修する方法といえば、セロハンテープでくっつけることです。
しかし、セロハンテープは経年劣化によって色が変わってしまいます。
そのため、数年後にはセロハンテープで補修した部分が黄色く変色してしまうんですよね。
大切な書類や本は黄ばんだりせずに修復したいものです。
そこで今回は、破れた紙を修復する方法を調べてみました。
破れた紙を修復する方法
セロハンテープは、テープののりが黄色く変色すれば密着している紙の部分も時間の経過とともに変色してしまいます。
そのため、破れた紙を修復するには、専用の補修テープやのりを使用するのがオススメです。
補修テープ
補修テープは、実際に図書館の本の修復にも使用されています。
非常に薄いテープなので本や書類に使用しても違和感なく、セロハンテープのような変色もほとんどありません。
- 破れた部分の表面をできる限り揃えて、テープを長めに貼る
- 裏側も同じように長めにテープを貼る
- 両面貼り終わったらテープの余った部分を紙のぎりぎりの部分で切り取る
補修テープで貼り合わせるときは、ゆっくりと空気が入らないようにして、シワも寄らないように慎重に行ってくださいね。
定規などで押さえつけながら貼っていくと、失敗が少なく綺麗に仕上がります。
もし、補修テープの貼合わせに失敗してしまったときは、無理にはがしたりせずにドライヤーで温めてからにしましょう。
ドライヤーの熱をあてると接着剤がやわらかくなるので、キレイにはがすことができますよ。
製本のり
破れてしまった紙が本や少し厚めの紙質だった場合、少しだけ白い部分が残っていることがありますよね。
貼合わせることができる場合は、製本用ののりを使うとより綺麗に補修することができます。
- 破れた紙を貼り合わせたときに、欠けている部分がないか確認する
- のりをヘラや爪楊枝などの先の細いものを使って破れた部分に乗せていく
- ズレがないか確認しながら少しずつ紙を貼り合わせていく
- 紙を貼り合わせたら、のりのはみでた部分をヘラなどでふき取ってからよく乾燥させる
製本のりを使用する場合、しっかり乾かすようにしてください。
しっかり乾かないうちに他の物についてしまったりすると、また紙の破れの原因になるので注意しましょう。
木工用ボンド
紙や本を破いてしまったけど、補修テープや製本のりを買うほどでは・・・という場合は木工用ボンドでも補修が可能です。
木工用ボンドは、出した時は白色ですが乾くと透明になりますよね。
木工用ボンドで紙の補修をする場合は、木工用ボンドがくっついてもはがせるようにラップを敷いたり、プラスチックの下敷きやガラス、クリアファイルなどの上で行いましょう。
- 木工用ボンドをヘラや爪楊枝などの先の細いものを使い、破れた部分に薄く伸ばしていく
- ズレがないか確認しながら、少しずつ紙を貼り合わせていく
- 紙を貼り合わせたら余分なボンドをヘラなどで拭き取り、しっかりと乾燥させる
おわりに
紙の破れの修復にセロハンテープを使用すると、時間とともにテープが劣化して変色してしまいます。
長くとっておきたいような大事な書類や本などの紙の修復には、専用のテープやのり使ってキレイに補修しておきましょう。
木工用ボンドでも代用できるので、試してみてくださいね。