「オシャレの基本は足元から」とよく言いますよね。
そのため、ビジネスにおいても足元まできちんとお手入れされている靴を履いている人は、細かいところまで気配りのできる「できる奴」というイメージにつながります。
逆に汚い革靴を履いている人は、「だらしない」印象を与えてしまいますので、普段の靴のお手入れは意外と重要です。
そこで今回は、革靴の普段のお手入れの方法とキズや表面が剥がれてしまった時の補修・補色のやり方を紹介します。
定期的に革靴をお手入れして、綺麗な状態を保つようにしてくださいね。
革靴の基本のお手入れの方法
革靴は、新しいうちからお手入れしておくことが長く愛用するためのコツです。
週末にお手入れするなど定期的に革靴を磨き、足元の清潔さを保ちましょう。
■用意するもの
革靴のお手入れグッズには、靴ブラシや靴クリームなどいろいろな種類があります。
基本のアイテムがセットになったシューケアセットが1つあると便利です。
- 靴ブラシ
- 汚れ落とし用のクリーナー
- 靴クリーム
- 靴磨き用クロス
- 防水スプレー
■革靴の基本のお手入れ
革靴は、休日にお手入れするなど定期的に行うようにしておきましょう。
慣れれば5~10分程度で
- 靴ブラシで革靴のホコリや汚れを落とす
- クリーナーで革靴を磨いて汚れを落とす(3回に1回程度)
- 革靴と同じ色の靴クリームを薄く伸ばしながらムラなく塗る
- 靴ブラシで靴クリームを馴染ませながら、余分なクリームを取り除く
- 革靴を靴磨きの用のクロスなどで丁寧に磨く
- 防水スプレーをかける
■雨で濡れたときの革靴のお手入れ
革靴は雨で濡れると型崩れしたり、革が固くなってしまいます。
革靴は濡れたまま放置せず、帰宅後に必ずお手入れをしておきましょう。
- シューキーパーもしくは、ティッシュをくるんだ新聞紙などを革靴の中に入れて形を整え、風通しの良い日陰で乾かす
- 革靴が乾いたらクリーナーで汚れを落とす
- 靴クリームを塗って、ダメージを受けた革靴にツヤと栄養を与える
- 革靴を靴磨きの用のクロスなどで丁寧に磨く
- 防水スプレーをかける
■同じ靴を連続で履かない
お気に入りの靴は毎日履きたくなるもの。
しかし、靴は2~3足は用意し、ローテーションさせることが長く使用するためのコツです。
実は、足はとても汗をかきやすく、靴の中は湿気でたくさんの雑菌が発生しています。
革靴の中の湿気は1日では取り切れないので、同じ靴を連続で履くと雑菌が増殖して嫌なニオイの原因になってしまうのです。
雑菌が繁殖すれば靴の傷みも早まりますので、履いた靴は最低でも1日、できれば2日は休ませるようににしてください。
また、脱いだ革靴はすぐにしまわず、靴の中の湿気が取れてからにすると雑菌の繁殖を予防できますよ。
革靴の傷や剥がれの補修と補色の仕方
革靴を履いていれば、いつの間にかキズができてしまうことがありますよね。
革靴の傷を完全に元に戻すことはできませんが、自分で補修・補色をして目立たなくさせることはできます。
革靴を補修する前には、基本のお手入れの手法で革靴の汚れをキレイに落としておきましょう。
表面のデコボコしたキズは、紙ヤスリで軽く擦り、なるべく平らにすると補修がしやすくなりますよ。
■靴クリーム
革靴の表面のちょっとした傷は、靴の色に合ったクリームを塗りこむことで目立たなくなります。
革靴にしっかり靴クリームを塗りこんで、補修・補色をしましょう。
■レザーマニキュア
レザーマニキュアは革製品のキズを簡単に補修できる塗料で、革製品の靴やバックなどに使用できます。
レザー専用の特殊塗料なので、しっかり色がつきます。
乾けば色移りの心配もありません。
レザーマニキュアは比較的色も豊富なので、靴の色にあったものを選んで補色して観てください。
希望の色がない場合は、何色か組み合わせて調合することもできます。
ただし、レザーマニキュアは光沢が出るので、光沢のない革靴には向きません。
関連記事 レザーマニキュアで革バッグの傷を補修をしてみた!
■キズ補修用クリーム(コロンブス)
靴の傷がえぐれて深い場合は、コロンブスのキズ補修用クリーム(アドベース・アドカラー)がオススメです。
革靴についてしまった深い傷を簡単に埋めてくれますよ。
やり方は、革靴の汚れを落としてアドベースで傷を埋めた後に、アドカラーで補色します。
アドカラーも何色か混ぜて自分の靴に合った色を調合できるので試してみてください。
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おわりに
私は革靴のつま先によく傷をつけてしまうので、靴クリームをいつも塗り込んでいます。
靴クリームを塗って補色するだけでも革靴の傷はだいぶ目立たなくなり、見た目がキレイになりますよ。
革靴をきれいな状態で長く愛用するには、普段のお手入れが大切です。
少々面倒ですが「毎週○曜日にお手入れをする」というように習慣化してしまいましょう。
意外と足元は他人に見られていますので、誰に見られても恥ずかしくないように、いつも綺麗にお手入れされた革靴を履いていたいですね。