軽くて暖かい冬の必需品といえばダウンジャケットやコートですよね。
私も通販で黒のダウンコートを購入したんですが、着ようとしただけで静電気が大発生して困ったことになりました。
さらに最悪なのは、黒のダウンだったのでほこりが付着して汚く見えてしまうのです。
そこで、今回はダウンジャケットやコートの静電気対策とほこりの取り方を調べてみました。
ダウンジャケットやコートの静電気対策は?
一番簡単なダウンの静電気対策は、静電気防止スプレーを吹きかけることです。
毎回は面倒ですが、ダウンジャケットの表面だけでなく裏もまんべんなくエレガードなどの静電気防止スプレーを吹きかけましょう。
さらに、中に着ているセーターなどにも静電気防止スプレーを吹きかけると安心です。
静電気は摩擦で起きるので、動いているだけでダウンとインナーの摩擦で静電気がどんどん発生してしまうんですよね。
そのため、ダウンだけでなく、セーターやマフラーなど接触しているもの全てに静電気防止スプレーをしておくことで静電気だけでなくほこりの付着も防げます。
静電気防止スプレーを吹きかけるときは、必ず自分一人で使ってください。
なぜかというと、滅多にはないことですが、他の人に静電気防止スプレーをかけてもらうと静電気発火してしまうことがあるからです。
どういうことかというと、人はみんな電気を帯びていて、ほかの人や物と接するときに放電しているんです。
その放電のタイミングと静電気防止スプレーのタイミングが合ってしまうと、稀に発火するという現象が起きてしまうんですよね。
これは、きちんと静電気防止スプレーの容器の注意書きにも書いてあることなので気を付けてくださいね。
ダウンの静電気やほこり付着の予防策
そもそも、なんでダウンに静電気がしやすいかというと静電気が発生しやすい組合せでできているからなんですよね。
ダウンの表面は大体ポリエステルでできてきます。
ダウンの中身は当然ダウン(羽毛)やフェザーです。
ポリエステルはマイナス(-)の電気を貯めてしまう性質があるんですが、ダウンやフェザーはプラス(+)の電気を貯めてしまう性質があるので、放電によって静電気が発生してしまうんです。
しかし、服によっては帯電防止の生地を使っていて、それほど影響がないダウンもあります。
しかし、中には私が買ったようなダウンコートもあって、着ようとするだけでバチバチと静電気が発生して、ほこりもまとわりつくという
「オイオイ、ちょっとは考えて作ってくれよ?」
って言いたくなるようなダウンも売っているんですよね・・・。
ダウンの静電気の予防策としては、衣類の組み合わせを考えて服をコーディネートするだけで、ある程度は防げます。
ダウンジャケットの表面はポリエステルが多いので、ポリエステルと相性がよく静電気の発生を防げるのは同じポリエステルかアクリルです。
なので、アクリルのセーターやマフラーと組み合わせると静電気を抑えることができるのです。
綿や絹などは、もともと静電気を発生しにくい素材なので、インナーに着ればそれほど静電気は発生しません。
反対にウールやナイロンの衣類を着てしまうとポリエステルとの摩擦で静電気が発生しやすくなります。
そのため、ウールのセーターなどをダウンの中に着る場合は、静電気防止スプレーを入念に吹きかけましょう。
柔軟剤は繊維同士の摩擦を抑える働きがあるので、セーターなどの衣類を洗うときに柔軟剤を入れることでも静電気の発生を防げますよ。
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実は髪の毛もダウンジャケットのポリエステルとは相性が悪く、静電気を発生しやすい組合せです。
そのため、静電気を防ぐブラシで髪の毛をとかしたり、マイナスイオンを発生させるドライヤー使うなど髪の毛の静電気もなるべく抑えるようにしておきましょう。
ダウンのほこりを取るには?
ダウンの生地にもよりますが、静電気を除去すれば、ほどんどのほこりは取り除けると思います。
ダウンのほこりを取り除くときに擦ったりすると摩擦で静電気が発生してしまうので、静電気防止機能のある洋服ブラシでブラッシングして落としましょう。
ブラッシングすることでダウンの汚れ防止にもなりますよ。
洋服ブラシはダウンジャケットだけでなく、他のコートのほこりや花粉を落とすのにも使えるので一つ持っていると便利です。
おわりに
やっぱり黒やネイビーのアウターを買うときは、お店で実際に確認しないとダメですね。
ついつい便利だから通販で服を買ってしまいますが、「静電気が発生しやすいか?」とか、「ほこりが付きやすいか?」なんて確認できませんからね。
ダウンは暖かいけどモノによっては静電気がひどいので、衣類の組み合わせを考えたり静電気防止スプレーするなど、なるべく静電気を抑える対策をしてみてくださいね。