靴に防水スプレーを使用したら、シミができて困ったことはありませんか?
すぐに気が付けば拭き取れますが、防水スプレーが乾いたら白いシミになっていた・・・ってこともありますよね。
そこで今回は、防水スプレーで靴にシミができてしまう原因と落とし方について調べてみました。
防水スプレーで靴にシミや変色ができてしまう原因は?
防水スプレーを使用するとき、きちんと靴の素材や防水スプレーの注意書きを確認していますか?
実は、防水スプレーの種類によって、使用できない素材があります。
そのため、防水スプレーをしてはいけない素材の靴に使用してしまうと、シミが出来てしまったり、変色してしまうことがあるんです。
たとえば、スエードやヌバック、爬虫類革などは、一般的な防水スプレーを使用してしまうと変色の原因になることがあります。
また、オイルドレザーやブライドレザーのように「オイル」や「ろう」を含んでいる革靴の場合、一般的な防水スプレーでは吹きかけても浸透しません。
せっかくの皮の風合いを損ねてしまう可能性があるので、革からオイルやろうが抜けてから防水スプレーをするか、専用の防水スプレーを使用するようにしてください。
エナメル素材や合成皮革の靴には防水スプレーは必要ありません。
防水スプレーをかけてしまうことで変色してしまったり、ツヤがなくなってしまうことがあります。
このように、防水スプレーや靴の素材によって、使用できるものとできないものがありますので、よく確認してから防水スプレーを使用することが大切です。
素材によって専用の防水スプレーがありますので、それを使用するようにしましょう。
また、防水スプレーを使用しても問題ない靴の素材にシミが出来てしまった場合は、スプレーのかけすぎということが考えられます。
たくさん防水スプレーをかけた方が効果が高まる気がしますが、それは間違いです。
防水スプレーの目安は、靴全体がしっとり湿るくらいです。
もし、びっしょり濡れるくらいスプレーしていたらかけすぎですので注意してください。
防水スプレーは、1度にたくさん靴にふきかけるのではなく定期的にかける方が効果的です。
通常は1週間に1回くらいが目安となります。
また、雨や雪が降って靴が濡れたら、そのたびに防水スプレーを使用するようにすると効果的です。
防水スプレーで靴にシミができたときの落とし方
防水スプレー吹きかけて、靴にシミができたり白っぽくなってしまった場合は、靴用のクリーナーでしっかり磨いてみましょう。
靴のクリーナーも素材によって使うものが違うため、自分の靴の素材にあったクリーナーを使用してください。
また、防水スプレーで白くなってしまった靴のシミには、ドライヤーを使って消す方法もあります。
ドライヤーの熱によって白くなっている防水成分を溶かせば透明の膜に変わるので、白くなったシミを消すことができるのです。
ドライヤーの温風は、あまり熱いと靴の素材が傷つくことがあるで、様子を見ながらシミにあてるようにしましょう。
誤って用途の違う素材に防水スプレーをふきかけてしまった場合など、靴の素材によってはシミや変色が消えない場合もあります。
もし、靴クリーナーやドライヤーで対処してもシミが落ちない場合は、靴修理のお店に相談して対処してもらいましょう。
おわりに
防水スプレーは、正しく使用すれば靴を汚れや劣化から守り、長持ちさせてくれるアイテムです。
しかし、使い方を誤れば靴にシミができたり変色をしてしまう原因になるので、靴の素材や防水スプレーの注意事項を事前にしっかり確認するようにしてください。
防水スプレーを使用する場合は、靴全体に吹きかける前に靴の目立たない場所にかけて、シミや変色が起こらないか確認してからにするとトラブルを未然に防げますよ。