椅子に座っているとき、無意識に足を組んでしまう癖はありませんか?
私も足を組んで座るのは、骨盤や身体が歪むから良くないとわかっているのですが、気がつくといつの間にか足を組んでいたりします。
なぜ足を組むことが癖になってしまうのでしょうか・・・?
そこで今回は、足を組んでしまう理由や骨盤や体の歪みへの影響、足を組む癖を治す方法について調べてみました。
足を組んでしまう理由は?
実は、足を組んで座る理由は、その姿勢が1番楽だからなんです。
足を組まずに座っている状態は、自然と内ももが軽い緊張状態になるので、ずっとその姿勢で座っていると疲れを感じるようになってしまいます。
そのため、足を組んでバランスをとり、椅子に座っているときの疲れを緩和しようとしているのです。
なので、無意識のうちに楽な姿勢になろうとして足を組み、それが癖になってしまってるというわけです。
とくに、骨盤が歪んでいたり、下半身の筋力が低下している人は足を組んでしまう傾向にあります。
なぜなら、骨盤が歪んでいたり下半身の筋力が低下している人は、身体のバランスが悪いため、身体の重心を調整しようとするとき無意識に足を組んでしまうからです。
そのほか、椅子の高さや硬さが身体に合っていないときも足を組みやすくなります。
とくに腰が支えられていない椅子の場合、腰が丸くなりやすいので足を組みやすくなります。
また、イライラしていたり緊張しているときに、無意識に足を組んでしまうという心理的な原因もあるいわれていますよ。
足を組むと骨盤や身体の歪みの原因に!
足を組んでいる姿勢は楽ですが、骨盤や身体全体の歪みののほか、むくみや冷えなどの原因になることがあるので気を付けてください。
■骨盤や身体の歪み
骨盤の役割は上半身と下半身をつなぐことです。
また生殖器や内臓を守る役目もあります。
そのため、足を組むことにより骨盤が歪んでしまうと、全身の歪みや内臓の働きの低下にもつながってしまうことがあります。
また、身体の歪みに慣れてしまうと、正常な状態に戻ることの方が違和感を感じるようになってしまいます。
その結果、身体はバランスを保とうとして、どんどん足を組みやすくなってしまうのです。
その他にも骨盤や体の歪みは、猫背の原因にもなりますし、肩こりや腰痛も引き起こす原因になります。
■むくみ、冷え、肥満、だるさ
足を組むと足の付け根にある鼠径部(そけいぶ)が圧迫され、下半身のリンパの流れが悪くなってしまいます。
リンパは体の老廃物や余分な水分などを回収したり、病原菌から守ってくれたりと様々な働きをしてます。
そのため、リンパの流れが悪くなってしまうと下半身のむくみや冷え、だるさなどの症状を引き起こしてしまうのです。
また、リンパの流れが悪くなることで身体の代謝機能も低下し、肥満になりやすくなるともいわれています。
足を組む癖の治し方
足を組むのが癖になってしまっている場合、治すのは簡単なことではありません。
どうしても無意識のうちに足を組んでしまうので、足を組む癖を治すためには、きちんと意識しないといけないからです。
まず、椅子に座るときの姿勢を正すことから心がけましょう。
背筋をピンとした状態で足を組んで座ってみるとわかるのですが、背筋を伸ばしたまま足を組むのはけっこう大変です。
なので、姿勢が正しければ足を組むことが楽ではなくなるので、足を組んで座りたいとは思わなくなりますよ。
椅子に座るときは、できるかぎり深く腰掛けることもオススメです。
でも、はじめは意識して座っていても、いつの間にか姿勢って悪くなってしまうんですよね・・・。
そんなときは、椅子の上に置く姿勢矯正アイテムを使用するのがオススメです。
意識しなくても座るだけで正しい姿勢に導いてくれるので、足を組むことも少なくなりますよ。
足を組む原因には下半身の筋力が低下していることも関係しているので、内ももの筋肉をアップさせるような運動もしてみましょう。
やり方はとっても簡単です。
- 仰向けに寝て右足は踵を押し出すように伸ばす
- 左足は膝を立てて土踏まずを右膝の横に置く
- 骨盤を平行にしたまま、腰が浮かないように左足を内側に何度も傾ける(片足30秒)
- 足を反対にして30秒行う
とても簡単に内ももの筋力をアップすることができるので、家でテレビを観ながらなど気が付いたときに毎日行って鍛えましょう。
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おわりに
足を組む癖をなおすには、意識して取り組むことが大切です。
すぐに忘れてしまう場合は、目につくところに「足を組まない」などと書いた紙を貼っておけば、忘れずに意識することができますよ。
足を組むということは身体の不調にもつながりますので、まずは出来るところから少しずつ改善していきましょう。