スカートを履いたとき、鏡を見たら「膝が黒ずんでいる・・・!」ということはありませんか?
膝の黒ずみは、オシャレさを一気に低下させてしまいますよね。
膝の黒ずみが気になるから、仕方なくスカートをやめて細身のパンツやスキニージーンズでお出かけをする・・・
───実はそれが、膝の黒ずみを悪化させる原因になっているかもしれませんよ・・・!
そこで今回は、膝の黒ずみの原因と対策、黒ずみを解消する方法を紹介していきます。
膝の黒ずみの原因は?
膝の黒ずみができる主な原因は、肌の「乾燥」「摩擦」「圧力」です。
膝はまわりの皮膚よりも固くてガサガサしていませんか?
膝は体の中でもとくに皮脂腺が少なく、皮脂や汗がほとんど出ないため乾燥しやすい場所です。
乾燥した肌は刺激に対して弱くなりますが、膝はよく動かす場所なので外部の刺激を受けやすいところですよね。
なので膝の皮膚が固いのは、角質を厚くして肌を刺激から守っているからなんです。
さらに膝は外部から刺激されてストレスがかかると、黒ずみのもとになるメラニン色素を分泌してしまいます。
メラニンは、紫外線などの刺激から肌を守る働きをしているので、肌トラブルや病気を防ぐために欠かせない物質です。
でも、紫外線のほか、摩擦や炎症などの刺激によって過剰にメラニンが作られるとシミや色素沈着の原因に・・・。
通常なら膝に黒ずみができても、肌の生まれ変わり(ターンオーバー)によって自然と薄くなっていきます。
ですが、刺激により厚くなった膝の古い角質が落とせなくなってしまうと、色素沈着して膝が黒ずんでしまうのです・・・。
普段、正座をしたり、膝立ちをしていませんか?
正座などの膝に圧力のかかる行動は、角質を厚くして黒ずみを悪化させてしまいます。
その他にも、ぴったりとしたジーンズ履く、足を組む・・・など、日ごろ何気なくしている行為も実は、膝への摩擦や圧力という刺激になることも・・・!
日常生活での何気ないしぐさや行動が膝の黒ずみの原因になることがあるので、予防のためにはできるだけ膝を刺激しないように日頃から気をつけることが大切です。
正座や膝立ちをなるべくしない
細身のジーンズやパンツを履かない(膝と服との摩擦を防ぐ)
足を組まない
膝をゴシゴシ洗わない
膝のムダ毛は刺激の少ない電気シェーバーで行う
膝の保湿をする
膝の黒ずみを改善する方法は?
黒ずんだ膝はせっかくのオシャレを台無しにするので、なんとか解消したいものです・・・。
黒ずみができてしまった膝は、皮膚の角質が厚く固くなっていますよね?
固くなった皮膚にクリームなどを塗っても、保湿成分が肌の中まで浸透しないので潤いを与えることができません・・・!
なので、まずは膝の古い角質を取り除くことから始めましょう。
■スクラブやピーリング
お風呂に入って膝の角質を柔らかくしてから、スクラブ入りのマッサージジェルやピーリング剤を使って角質を取り除きましょう。
強くこすると肌を傷つけてしまうので、やさしくマッサージしてくださいね。
スクラブやピーリングでの角質除去は、やりすぎるとかえって角質が厚くなる原因になることがあるので、月に1~2回くらいで行うのがオススメです。
■塩スクラブ
スクラブやピーリング剤がなければ、塩でも角質を除去することができます。
塩を水に溶かして擦るだけでもOKですが、自宅で簡単にソルトスクラブを作ることができるので試してみてくださいね。
ソルトスクラブは、基本的に塩と1:2の割合で混ぜ合わせるだけです。
塩は精製塩より天然塩がオススメですよ。
塩+オリーブオイル(1:2) 塩+ヨーグルト(1:2) 塩+はちみつ(1:2)
オリーブオイルは、肌のバリア機能を高めてくれるのでハリやツヤ感が期待できます
ヨーグルトは毛穴の汚れを取り除く効果が期待できます
はちみつは高い保湿効果が期待できます
■しっかり保湿
スクラブやピーリングで古い角質を落とした後は、化粧水やクリームなどでしっかりと保湿をしましょう。
保湿をしても膝の皮膚が固いときは、たっぷり保湿クリームを塗った上からラップをして10分くらいパックをすると柔らかくなりますよ。
早く膝の角質を柔らかくしたいなら尿素入りのクリームもオススメ。
尿素は保湿効果のほかにガサガサとした角質を溶かして柔らかくしてくれる効果があります。
ただし、膝の古い角質が柔らかくなったら、尿素なしのクリームに切り替えてくださいね。
尿素は古い角質だけでなく、新しい角質も溶かしてしまうので、長期的な使用はかえって肌を乾燥させる原因になることがありますよ。
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おわりに
膝の角質ケアをしても、日常生活で膝に刺激を与えていればエンドレスで黒ずみに悩まされます・・・。
まずは普段の生活から、膝に刺激を与えないように気を付けてみましょう。
どうしても日常的に膝に刺激を与えてしまうときは、毎日の保湿と月1~2回の角質ケアである程度は防げますので、継続してみてくださいね。