お肌への紫外線対策をしている方は多いと思いますが、目の紫外線対策は万全ですか?
紫外線は、日焼けや肌のシミやシワ、皮膚がんなどの原因になるといわれていますね。
紫外線は目には見えませんが、気づかないうちに皮膚だけでなく目にも影響を与えているのです。
紫外線が目に与える影響は?
紫外線が目に与える影響は、通勤や通学などの日常生活で浴びるくらいの紫外線量では特に問題はありません。
- 長時間太陽の下にいる
- 外でのスポーツやレジャー
などのように、いつもより多くの紫外線を浴びるときは、目にもしっかりと対策をすることが大切です。
日差しの強い日に長時間外にいると、目が痛くなったり充血してしまうことがありますよね。
それは紫外線によって目がダメージを受けているからなんです。
目は外部に露出しているので、ダイレクトに紫外線の影響を受けやすい部分。
紫外線による目へのダメージが蓄積されると、
- 瞼裂斑(けんれつはん)
- 翼状片(よくじょうへん)
- 白内障
などの眼病にかかるリスクが高くなるといわれているので怖いですよね・・・。
さらに目に入った紫外線は、皮膚にも影響を与えていることがわかっています。
目が紫外線を浴びると脳が日差しが強いと判断して、体内でシミやシワの原因となるメラニン色素の生成を促進してしまいます。
つまり肌に対する紫外線対策をバッチリしていても、目に紫外線が入るだけで、肌に紫外線を浴びているのと同じように日焼けしてしまうのです。
紫外線対策はバッチリしているのに、日焼けしたりシミやシワが増えてしまうのは、目の紫外線対策をしていないからかもしれません・・・。
ですので、紫外線対策はお肌だけではなく目にもしっかりする必要があります。
紫外線は夏をピークに4月~9月頃に多いですが、夏以外も紫外線は常に降り注いでいます。
曇りの日でも晴天の60~80%、雨の日でも30%程度の紫外線量があるので、太陽が見えないからといって紫外線を浴びないわけではないので注意しましょう。
目の紫外線対策
目の紫外線対策として効果的なのは、紫外線カット機能のついたメガネやサングラス、コンタクトレンズを着用することです。
これだけで目への紫外線の影響を80%程度カットすることができます。
紫外線はあらゆる角度から反射されて目に入ってきます。
メガネやコンタクトレンズだけでは、レンズと目の隙間から紫外線が入ってしまうことも。
長時間、紫外線を浴びる日には、帽子や日傘なども併用して効果的に紫外線を防ぎましょう。
紫外線対策でサングラスをかけるときの注意点
紫外線対策でサングラスをかけるときには、注意が必要な点があります。
サングラスは必ず紫外線カット機能がついているものを使用してください。
目は暗いところでは瞳孔が開き、光を多く取り込もうとします。
つまりサングラスをかけると瞳孔が開くので、目に多くの紫外線を取り込んでしまうのです。
紫外線カット機能の付いたのサングラスには「紫外線透過率」が数字で表示されています。
できるだけ紫外線カット効果が高いサングラスを選べば目への影響を抑えられます。
おわりに
目薬にもUV対策のものがあります。
UV対策用の目薬は、紫外線による炎症や充血などの目のダメージを抑制してくれるというもの。
レジャーなどで多くの紫外線を目に浴びてしまったときには、目薬で紫外線によるダメージを軽減させましょう。
人間にとって目はとても大事な器官です。
若いうちから目の紫外線対策をしっかりとして、眼病予防をしておきましょう!