毛抜きやカミソリでムダ毛処理をした後、埋没毛が生えてきて困ったことはありませんか?
通常は皮膚の上に生えてくるはずの毛が、埋もれて皮膚の中に生えてしまう埋没毛。
肌をキレイにしたくてムダ毛処理をするのに、脇や腕、足に黒いポツポツとした埋もれ毛あると黒ずんで見えるので、見た目にも汚い印象ですよね・・・。
そこで今回は、埋没毛の原因とできてしまったときの取り方や対処法を紹介します。
毛抜きやカミソリでのムダ毛処理が埋没毛の原因!
埋没毛ができるのは、毛抜きやワックスなどでの脱毛やカミソリなどでムダ毛を処理したときに肌が傷つくことが原因です。
傷ついた肌は、修復する過程でかさぶたのような膜をつくり毛穴を塞いでしまうことがあります。
毛穴が塞がれて表面に出てこれなくなった毛が、皮膚の中で成長してまったのが「埋没毛」なのです・・・!
■毛抜き・脱毛器
毛が生えるまでの期間は長いですが、細菌感染のリスクが高め。
炎症や色素沈着の原因にもなることも。
■脱毛クリームやワックス
脱毛クリームやワックスによるかぶれや色素沈着を起こす原因に・・・。
■カミソリ
健康な肌の角質層まで傷ついてカミソリ負けを起こし、埋没毛の原因に。
埋没毛はポツポツとほくろのように見えたり、皮膚の中でにょろにょろと毛が成長していたり・・・見た目が良くないですよね。
また炎症して毛嚢炎になってしまったり、色素沈着を起こして黒ずんでしまうこともあるので注意が必要です・・・!
ムダ毛処理が原因で起きる肌トラブル
■毛嚢炎(もうのうえん)
毛穴に細菌が入って炎症し、ニキビのように膿んでしまった状態。
皮脂の分泌が多い脇などにできやすい。
■色素沈着
炎症や傷跡が黒ずんだり変色してシミのようになること。
埋没毛を抜くのは気持ちがいいけど絶対にNG!
皮膚は新しく生まれ変わる(ターンオーバー)ので、埋没毛を放置していれば、いつの間にか自然と抜け落ちます。
まれに抜け落ちずに残ってしまうこともありますが、肌のターンオーバーにより埋没毛は1~2ヶ月もすれば自然となくなるはずです。
しかし、埋没毛を早くなんとかしたくて、毛抜きや針などでムリに抜いたことはありませんか・・・?
しかし、ムリに抜くと肌を傷つけて、毛嚢炎や色素沈着の原因になりやすくなります。
肌が傷ついてしまうので、新たな埋没毛の原因にも・・・。
なので、埋没毛はムリにほじくって抜こうとするのは絶対にNGなんです!
埋もれた毛がスルッと抜けると気持ちがいいのはわかりますが、ムリに埋没毛を抜くのはグッと我慢しましょう。
埋没毛の取り方は?ピーリングやスクラブでの角質ケアが効果的
では、埋没毛を早くなくしたいときは、どうすればいいのでしょうか?
ムダ毛処理後の肌は、表面の角質が削られていたり、毛穴が傷ついているのでとてもデリケートな状態です。
まずは元の肌の状態に戻すために、化粧水やクリームなどを塗ってしっかり潤いを取り戻しましょう。
十分に保湿して肌の炎症が治まったら、ピーリングやボディスクラブなどで角質ケアを行うのがオススメです。
角質ケアを行うことで肌の生まれ変わりを促し、早く埋没毛が表面に出てくる効果が期待できますよ。
■ピーリング
しっかり保湿して肌の炎症が治まったら、肌の角質を取り除く効果のあるピーリング剤を塗って角質ケアをしてみましょう。
ピーリング剤は、石鹸で洗うタイプや塗って洗い流すタイプ、拭き取るタイプなどがありますので、使いやすいものを選んでみてください。
市販のピーリング剤は刺激が少なく作られていますが、やりすぎると肌に負担がかかるので、ピーリングを行うのは週に1~2回程度にしましょう。
ピーリング後には、しっかり肌を保湿することが大切です。
■ボディスクラブ
ボディスクラブも古い角質を取り除いてくれるアイテム。
ボディスクラブ使用することで、埋没毛が表面にでてくるのを助けてくれますよ。
お風呂に入ってよく体を洗った清潔な肌にボディスクラブを塗り、やさしくお肌をマッサージしながら古い角質を落としましょう。
入浴後はしっかり化粧水やクリームをつけて肌を保湿するのを忘れないようにしてくださいね。
ただし、ボディスクラブも角質を落としやすくする効果があるので、やりすぎは肌の負担に・・・。
ボディスクラブの使用は、週に1~2回程度にしましょう。
■尿素入りのクリームを塗る
肌の状態が良くなったら尿素入りの保湿剤を使うという方法もあります。
尿素は肌の乾燥を防ぎながら、角質を溶かして柔らかくしてくれるので、埋没毛が表面に出てきやすくなる効果が期待できるんです。
ただし、尿素入りのクリームを長期間使用することは避けましょう。
尿素は角質を溶かして肌をやわらかくしてくれるのがメリットですが、それはデメリットにもつながっています。
角質が溶けて剥がれてしまえば新しい角質が生まれますよね。
その新しい角質をまた尿素で溶かしてしまったら・・・、肌のバリア機能が低下して、乾燥肌や敏感肌になってしまうのです!
ですので、肌のトラブルを避けるためには、埋没毛が治ったら尿素の入っていない保湿剤に切り替えることが大切です。
埋没毛を予防するムダ毛処理の方法は?
埋没毛のないキレイな肌に戻ったとしても、また毛抜きで脱毛したりカミソリなどでムダ毛処理をしては同じことの繰り返しです。
では、埋没毛ができないムダ毛処理の方法はあるのでしょうか・・・?
一番いい方法は医療機関などで行う「脱毛」です。
医療機関やエステでレーザー脱毛してしまえば、ムダ毛の処理をしなくてよくなるため、埋没毛に悩まされることはなくなりますよ。
しかし、費用面や時間の問題でレーザー脱毛ができないこともありますよね。
レーザー脱毛が出来ない場合は、毛抜きやカミソリでのムダ毛処理をやめて、電気シェーバーを使用するのがオススメです。
電気シェーバーは直接刃が肌にあたらないようになっているので、皮膚を傷つけるリスクが減り、埋没毛を防ぐことができます。
電気シェーバーの使用前と使用後は、しっかり肌を保湿して保護してくださいね。
しかし、電気シェーバーは肌を傷つけにくいのがメリットですが、脇などの毛の濃い部分は剃り跡が目立つのがデメリットですよね・・・。
なので、電気シェーバーで処理した後はムダ毛を薄くしてくれる抑毛ローションなどを塗り、なるべく目立たないように工夫をしてみましょう。
ただし、抑毛ローションの効果は個人差があり、効果が発揮されるまでに時間もかかります。
とはいえ抑毛ローションは保湿効果や美肌効果も期待できるので、肌の保湿剤として毎日こまめに塗ることがムダ毛を目立たなくさせる効果につながりますよ。
おわりに
脇や足などの埋没毛は、今行っているムダ毛処理が原因で起こっています!
なので、「できるだけ肌を傷つけないようにする」「処理後はしっかりと保湿をする」など、ムダ毛処理の方法を見直してみましょう。
私も以前、脇のムダ毛は毛抜きで脱毛していたので、埋没毛や毛嚢炎に悩まされました・・・。
大人になってから脇だけはレーザー脱毛で処理しましたが、それ以外はナチュラルなままなので、今は「家庭用脱毛器(光脱毛)+電気シェーバー」でムダ毛処理をしています。
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家庭用脱毛器でムダ毛を処理したら、以前よりは足のブツブツが減って埋没毛も少なくなったような気がしますよ。