一般的に風邪や花粉などの対策として使用するマスクですが、最近ではメイクをしたくないときやすっぴんを隠すためにも使われるようになっていますよね。
でも、マスクを使っていると肌の乾燥やかゆみ、ニキビなどの肌荒れをしてしまい困ることはありませんか?
そこで今回は、マスクで肌荒れしてしまう原因と対策についてまとめてみました。
マスクで肌荒れしてしまうのはなぜ?
マスクはウイルスやアレルギーの予防だけでなく、最近では肌の保湿や紫外線対策にも利用している人は多いですよね。
しかし、マスクを使用することで肌荒れしてしまい、乾燥やかゆみ、ニキビなどができてしてしまうことがあります。
マスクを使用することで肌荒れしてしまう原因はいくつか考えられます。
■マスクとの摩擦
マスクは顔にフィットさせて使用するので、どうしても肌に触れてしまいますよね。
しかし、マスクとその肌に触れている部分が擦れてしまうことで、肌の乾燥やかぶれなどの肌荒れを引き起こしてしまうことがあります。
とくに顔のサイズにマスクが合っていない場合、マスクがズレやすくなるため、肌との摩擦が起きやすくなってしまいます。
■マスク内の蒸れ
マスクは密閉状態に近いため、呼吸によってマスク内の湿度や温度が上がり、使用していると肌の保湿の効果が得られます。
しかし、マスクを長時間ずっとつけっぱなしにしていると、マスクの中が蒸れて雑菌が繁殖してしまいます。
とくにマスクをつけながら会話をする場合、飛び散った唾液による雑菌がマスク内で繁殖し、ニキビなどの肌荒れの原因になってしまうのです。
■マスクの素材
マスクにはいろいろな種類がありますが、主な素材は綿と不織布です。
これらの素材が肌に合わない人は、肌荒れを引き起こしてしまうこともあります。
マスク肌荒れしないための対策は?
マスクを使用して肌荒れしてしまう場合は、以下の予防策を試してしてみてください。
■マスクを頻繁に交換する
1枚のマスクを交換せずに1日中使っていませんか?
マスクの中は雑菌が繁殖しやすいため、1日中同じマスクを使用していると雑菌によって肌荒れを引き起こしやすくなります。
そのため、1日のうちで何度かマスクを交換することが肌荒れを防ぐためには必要です。
できればマスクを外したら捨てて、新しいマスクを使用するようにしてください。
マスクを1日に何回も交換するのは経済的に大変という場合は、午前と午後や通勤の行きと帰りなど、時間を決めてマスクを交換するようにしましょう。
■マスクと肌の間にガーゼを挟む
マスクの蒸れを防ぐには、マスクと肌の間にマスクより一回り小さいガーゼを挟むのがオススメです。
ガーゼは吸水性に優れているので、マスク内の蒸れを抑えてくれます。
ガーゼが湿ってきたら定期的に交換することで、マスク内の雑菌の繁殖も防げますよ。
また、マスクと肌の間にガーゼを挟むことで、肌への摩擦が緩和されるので、かぶれなどの肌荒れも防ぐこともできます。
■自分に合ったサイズのマスクを選ぶ
使っているマスクのサイズが合っていない場合、ズレたりすることで摩擦が起こり、肌への負担は大きくなってしまいます。
そのため、自分に合ったサイズのマスクを選ぶことが大切です。
耳の付け根の一番高いところから鼻の付け根の1㎝下の部分までの長さを測り、その長さをマスク選びの目安にします。
9~11cm:子供用
10.5~12.5cm:小さめ
12~14.5cm:ふつう
14cm以上:大きめ
■マスクの素材を見直す
マスクの素材は、主に綿と不織布です。
不織布の方が摩擦による肌荒れを起こしやすいので、肌への摩擦が気になる人は綿のマスクを使用するようにしましょう。
綿のマスクは蒸れやすいことがあるので、雑菌の繁殖でニキビなどが出来てしまう場合は不織布がオススメです。
■肌の保湿をしっかりとする
肌は乾燥することでダメージを受けやすくなってしまいます。
マスクとの摩擦を防ぐためにも、マスクをつける前と外した後には、肌の保湿をしっかりとするようにしましょう。
おわりに
マスクを使用して肌荒れしてしまった場合、肌はかなり敏感な状態になっているので、なるべく刺激しないことが大切です。
しっかり保湿をして、しばらくマスクの使用を避けましょう。
マスクの使用を避けても、肌のかぶれや痒みがなかなか治らない場合は、我慢せずに早めに皮膚科に行くようにしてくださいね。