疲れているし面倒だからお風呂に入らないで寝てしまおう・・・、そんなときもありますよね。
とはいえ、夜お風呂に入らずにそのまま寝てしまったら、朝目が覚めたときに身体が気持ちが悪いし不衛生です。
たまになら問題ないですが、お風呂に入らないで寝てしまう生活が続いてしまったら、健康面などに問題が発生することがあります。
そこで今回は、お風呂に入らないで寝てると健康にどう影響があるのか、まとめてみました。
また、お風呂に入るのが面倒なときの対処法も紹介します。
お風呂に入らないで寝ると健康に悪い?
お風呂に入ることの最も大きい役割は、体を清潔に保つということです。
人間の体は、たとえ暑いと感じていなくても汗をかきます。
また、空気中には見えない汚れがたくさんあり、外出をしていなくてもいつの間にか体は汚れてしまいます。
そのため、1日の身体の汚れを落として清潔に保つために、お風呂に入るということは大切なことなのです。
お風呂に入らないで寝てしまうということは、1日の汚れを落とさないままということになります。
人は寝ているときにたくさん汗をかくので、寝具は高温多湿になりやすく、もともとダニが好む環境です。
人の皮脂や汚れはダニのエサとなるため、お風呂に入らずに寝てしまうことは、布団やシーツにダニが繁殖しやすい環境を作ってしまうことになります。
ダニの体や死骸、糞はアレルギーの原因になるといわれていますよね。
つまり、お風呂に入らないで寝てしまうことで寝具が不衛生な状態になり、健康面でも悪影響がでてしまう可能性もあるんです!
また、ダニなどによる健康への影響だけでなく、不衛生な状態で寝ることは、肌や髪の毛、体臭などにも影響がでてきます。
■肌への影響
メイクを落とさずに寝てしまったら、毛穴に化粧の汚れがつまり、肌荒れや老化の原因になります。
また、洗顔をすれば肌の表面的の汚れを落とすことはできますが、毛穴の奥に詰まった皮脂や汚れまでは落としきることができません。
顔の皮脂は肌の水分量を適切に維持するために必要なものですが、過剰に分泌されるとニキビなどの肌荒れの原因にもなります。
なので、お風呂に入ってしっかり汗をかき、毛穴に詰まった皮脂や汚れをきれいに落として清潔に保つということは肌にとってとても大切なことです。
髪の毛を洗わないまま寝てしまうと、皮脂や髪の毛につけた整髪料が毛穴に詰まり、頭皮環境が悪くなります。
頭皮の汚れで菌が繁殖し、かゆみやフケの原因にも・・・。
さらには、頭皮の不衛生な状態が続けば質の良い髪が生えてこなくなり、抜け毛や薄毛の原因にもなってしまう可能性もあります。
■体臭への影響
人は汗をかくので、汗が原因で身体が臭ってしまう事がありますよね。
その臭いの原因のひとつには、疲労が関係しています。
疲労が続くと身体の中に体臭の原因となる、汗の成分のアンモニアの濃度があがってしまいます。
そのため、夜お風呂に入らないで寝てしまい、疲労が身体に残ったままになってしまうと体臭がよりひどくなる可能性があります。
お風呂が面倒くさいときの対処法は?
お風呂に入りたくない、だるい、面倒・・・という理由のほとんどは「気持ち的なもの」です。
なので、お風呂に入ることが出来ないというわけではありませんよね。
疲れていても面倒でもお風呂に入ってから寝るようにするためは、「お風呂に入ってから寝る」ということを習慣化させることです。
そのためには「何時にお風呂に入る」というように、あらかじめルールを決めてしまえばいいと思います。
たとえば、お風呂に入る時間にアラームが鳴るようにするなど、時間になったらお風呂に入ることを日々の生活に定着させてしまいましょう。
また、仕事などで疲れて帰ってきて、ホッと一息休憩するとお風呂に入るのがだんだん面倒になってしまいますよね。
一度リラックスしてしまうと、面倒なことをやりたくなくなるのが人の心理です。
なので、家に帰ってきてからすぐお風呂に入ってしまう、というのもオススメです。
面倒なことを先に終わらせてしまえば、あとはのんびりするだけですよ。
でも、どうしてもお風呂に入るのが面倒で入れない・・・
そんなときは、お風呂に入らないで寝ることへのデメリットを考えてみましょう。
- お風呂に入らないで寝ると不衛生
- お風呂に入らないで寝ると体臭がきつくなる
- お風呂に入らないで寝ると肌が汚くなる
- お風呂を入らないで寝るとハゲる
- そうなると親しい人(好きな人)から嫌われてしまう・・・
女性であっても男性であっても身体が不潔であったり体臭がきつかったりするのは、他人に嫌われてしまう原因の一つになってしまいます。
そういったお風呂を入らないことへのデメリットを考えれば、たとえ疲れている時でも面倒だったとしてもお風呂へ入る気持ちになるかもしれませんよ。
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おわりに
「夜は疲れているし面倒だから朝にシャワーに浴びればいいや」と思うかもしれません。
しかし、朝のシャワーでは、時間をかけて体を洗ったりする人は少ないと思います。
体を清潔に保つことや肌や髪の毛などの影響を考えると、寝る前に時間をかけてしっかり体の汚れを取ることはとても大切なことです。
また、湯船につかることで全身が温まり、血流が良くなります。
身体の代謝のアップにもつながりますし、凝り固まった筋肉をほぐして肩こりや腰痛の緩和、さらには自律神経も整えられることでリラックス効果も得られますよ。
お風呂に入らないで寝てもいいことはありません。
疲れていても面倒でも、その日の汚れをお風呂に入ってサッパリ洗い流し、朝は気持ちよく目覚めたいものですね。