「足を組むのはマナーが悪いからやめなさい!」
そう注意されたことはありませんか?
いったいなぜ、足を組むことはマナーが悪いと思われているのでしょうか?
そこで今回は、人前で足を組むことがなぜマナーが悪いと言われるのか、調べてみました。
足を組んではいけないタイミングや気をつけなくてはいけないマナーも紹介するので参考にしてみてくださいね。
足を組むのはマナー違反?
一般的に足を組んで座っている姿は、マナーが悪いと感じる人が多い傾向にあります。
足を組むことで姿勢が悪くなりますし、見た目の印象が悪くなりやすいため、行儀が悪いと感じられやすいのでしょう。
足を組むことで足や靴の裏を人に向けることになるため、そのことを不快に感じて「マナーが悪い」と言われることもあるようです。
また、昔の日本は椅子などを使用していなかったので、着物で正座するということが当たり前でした。
着物の時はもちろん、足を組んで座ることなんてできませんよね。
足をそろえて正座するということが礼儀正しいと考えられてきたため、その延長から足を組むということは「マナーが悪い」といわれる要因になっているとも考えられます。
また、足の組み方にもよりますが、足を広げて大げさに足を組んでいる人はプライドが高く、自分を大きく見せたいという心理の現れだといわれています。
そのため、とくに人目のつきやすい場所で足を広げながら足を組んでいると、「マナーが悪い」というイメージだけでなく、「偉そう」「態度がでかい」などという印象も与えてしまうので気をつけてくださいね。
しかし、海外では、足を組んで座ることが「当たり前」となっている国もあります。
足を組んでラフな姿を見せることが、相手に心を開いているアピールになるそうですよ。
文化の違いを感じますよね。
足を組むのを避けたい場面とは?
他の人から見れば、足を組むという行為はどうしても「行儀が悪い」「失礼な態度」という風に見えてしまう可能性があります。
そのため、基本的には、どんなときでも人前では足を組むことを避けるようにしましょう。
自分は足を組んで座ることに対して「行儀が悪い」「マナーが悪い」と感じていなくても、他の人はそう感じているかもしれません。
たとえば電車の中。
大勢の人が利用する電車で、足を組んで座っているのは迷惑な行為でしかないですよね。
また、食事中に足を組むのもマナー違反と感じる人も多いです。
カジュアルなレストランならそれほど気にしなくても大丈夫だとは思いますが、少し高級なレストランなどでは「行儀が悪い」と思われる可能性があるので注意してください。
ネットで検索してみても
「電車に乗っているときに足を組まないように注意された」
「レストランで彼氏から『足を組むのは行儀が悪い』と指摘された」
などと、足を組んで座ることを注意されたという体験談がいくつもありました。
そのため、人から見られる可能性がある場所では足を組まないように心がけ、人に注意される前に自分で気をつけるようにすることが大切です。
とくに注意したいのが仕事中です。
先ほどお伝えした通り、足を組むという行為は偉そうだったり横柄な態度に見えてしまうことがあります。
そのため、上司や取引先、お客様の前で足を組んでしまうと悪い印象を与え、仕事に支障がでてしまう可能性もあるのです。
仕事をするうえで人間関係はとても重要なものです。
そのため、「足を組んで座っている姿は他人からどう見られているのか?」ということも考えて、ビジネスマナーにも十分に注意するようにしてくださいね。
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おわりに
足を組むことに対して不快に思わない人もいますが、一般的にはマナーが悪いと感じている人の方が多いことを忘れないようにしましょう。
そのため、人の目につく場所では足を組むことは避けるようにしてくださいね。
足を組む以外にも腕組みをしたり、肘をついて話をしたりするのもマナーが悪いと思われている行為なので、日ごろから注意してみてください。
足を組むのはとても楽な座り方なのですが、身体の歪みやさまざまな不調にもつながりますので、なるべく普段から足を組むという行為を控えるようにしていきましょう。