普段、家の中で過ごすとき、部屋着とパジャマは兼用ですか?
きちんと別々に分けて着ていますか?
最近は、着古したTシャツやスウェット、ジャージなんかを部屋着にして、寝るときもそのまま・・・という人が多いと思います。
私も家に帰ったら部屋着に着替えますが、寝るときも一緒です。
しかし、実は部屋着とパジャマは別にしたほうがいいのです。
そこで今回は、部屋着とパジャマを分けた方がいい理由をお伝えします。
部屋着とパジャマの違いは?
そもそも、部屋着とパジャマでは、一体どのような違いがあるのでしょうか?
部屋着(ルームウェア)= 室内で着て過ごす服
パジャマ= ゆったりとしたデザインで寝るときに着る寝間着
基本的には、部屋でくつろぐための服が部屋着で、寝るときに着る服がパジャマですね。
しかし、約7割の人が部屋着とパジャマを分けることなく過ごしているようです。
実際に、ルームウェアで販売されている服が、部屋着にもパジャマにもなるようになっていることも多いですよね。
しかし、部屋着とパジャマは兼用ではなく、別に分けて着た方がいい理由があります。
部屋着とパジャマは分けるべき?
部屋着とパジャマは分けて着た方がいい一番の理由は、睡眠にあります。
しっかり寝ているのに疲れがとれない・・・と感じている場合は、もしかしたら部屋着が原因かもしれませんよ。
人は就寝中、冬でもコップ1杯の汗をかくと言われています。
そのため、快適に眠るためには、その汗をしっかり吸湿してくれる素材の衣類が最適です。
その点、パジャマは通気性や吸湿性に優れている物が多いので、快適な睡眠をサポートしてくれます。
しかし、スウェットやフリースなどの部屋着の場合は、とくに吸湿性が良いなどの特徴があるわけではありませんよね。
むしろ、寝ているときに汗をかいてベタついてしまうので、不快感を感じ、睡眠の質が落ちてしまうのです。
また、人はじっとして寝ていると思っていても、20回以上寝返りを打っています。
そのため、パジャマはゆったりとしたデザインでゴムなどのしめつけ感が少なく、寝返りを打っても負担が少ないつくりになっています。
しかし、スゥエットやジャージなどの部屋着では、パジャマと比べるときつく締めつけ感も強いため、寝返りするときに余計な摩擦が発生してしまうのです。
寝ている時に寝具との間で不要な摩擦が起これば、余計な力がかかるため、疲れが取れないなどの睡眠の質も落ちてしまうことになります。
とくにフードがあるパーカーは、寝ているときに首に負担がかかりやすくなるので気を付けましょう。
さらに、寝る前にパジャマを着るメリットは、「これから寝るんだ」という気持ちに切り替えられることです。
実際に、部屋着で寝るよりパジャマで寝た方が寝つきが良い、という実験結果もあるんですよ。
また、もう一つ気になることが、部屋着の汚れです。
家の中で過ごしているだけなら、それほど汚れていないと思いがちですが、部屋着でずっと過ごしていれば様々な要因で汚れてしまうものです。
たとえば、料理をすれば油や調味料がハネて部屋着が汚れますし、食事中に食べこぼしてしまうことだってあります。
部屋着が汚れた状態で寝てしまえば、当然、寝具にも汚れがついてしまいますよね。
寝具が汚れれば、汚れをエサに布団にダニが発生してしまうことも・・・。
そのため、睡眠の質を高めるためにも寝具の汚れを防ぐためにも、部屋着とパジャマは別にした方がいいのです。
部屋着とパジャマを着替えるタイミングは?
では、部屋着とパジャマを着替えるタイミングがいつがいいのでしょうか?
まず朝は、起きたらすぐに部屋着もしくは外出着に着替えましょう。
少なくとも、朝食を食べる前には着替えてくださいね。
起きたらすぐパジャマから部屋着に着替えれば、休みの日でもダラダラすることなく睡眠モードから活動モードにスッキリ切り替えることができますよ。
夜は、仕事や外出先から帰宅したらすぐに部屋着に着替えましょう。
外着から部屋着に着替えれば、リラックスした気分で過ごすことができますよね。
そのまま一通りの家事や食事を終わらせ、部屋着からパジャマに着替えるのはお風呂上がり、もしくは就寝前です。
今度は活動モードから睡眠モードに気持ちが切り替わるので、寝つきもよく快適に眠れるようになりますよ。
おわりに
部屋着とパジャマをわける最大のデメリットは「面倒くさい」ことです。
いちいち着替えるのも面倒ですし、部屋着の他にパジャマが増えれば洗濯物だって増えてしまいます。
しかし、最初は面倒に思いますが、部屋着とパジャマをわけて生活することを習慣化してしまえば普通になります。
何より、よい睡眠のためにも部屋着とパジャマは別にして過ごしてみてくださいね。