単身赴任が決まった場合、引越し準備が1ヵ月程度しかない場合がほとんどです。
仕事をしながら引っ越し準備をするのは大変ですが、早めに準備をしないと間に合わないという事態に陥ります。
そうはいっても、突然のことで「何からすればいいかわからない!」という方もいるのではないでしょうか?
そこで今回は、旦那の単身赴任の経験から、単身赴任が決まったときの最低限必要な引越し準備や手続きをまとめてみました。
単身赴任で最低限必要な引越し準備と手続き
賃貸物件選び
会社によっては会社で用意してくれるところもありますが、そうでない場合は、自分で賃貸物件を探さないといけません。
物件をじっくり選ぶ時間はないかと思いますが、勤務先や家賃、交通の便などを考えて住みやすい部屋を選びましょう。
単身赴任用の家具付き物件や食事付きの賃貸マンションもあるので、条件に合えば検討してみると良いですね。
単身赴任の場合、会社の規定で家賃の全額または補助がでる場合がほとんどです。
ですが、自分で契約する場合、敷金・礼金など事前に立て替えて支払う場合もあります。
関東の場合だと、契約時に敷金2か月・礼金2か月の金額が発生することが多く、その月の家賃も含め、家賃5か月分のお金が必要なことも。
引越しはいろいろお金がかかりますので、ある程度準備しておいた方が良いですね。
宅配業者の手配
3月などの繁忙期だと、引越し業者は融通が利きません。
引っ越しの日取りが決まったら、なるべく早く連絡して、引越し業者を押さえておくと良いです。
荷造りに必要なダンボールは、引越し業者がサービスでくれるところがありますので確認してみましょう。
ダンボールのサービスがない場合は、ホームセンターや通販で購入します。
ほとんどの業者はオプションでダンボールが頼めますので、面倒な場合はオプションを利用しましょう。
無料でダンボールを手に入れたい場合は、近所のスーパーや家電量販店、ホームセンターなどで貰えることがあるので、店員さんに頼んでみると良いですね。
大きな荷物がなければ、普通の宅急便の方が安いこともあります。
うちの旦那の時は、自宅から送る荷物は少なかったので宅配便にしました。
家具や家電はレンタル、布団類は通販で買って指定日に届くように手配していていたので、問題なかったです。
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電気、水道、ガスの手続き
賃貸の契約をすると、不動産会社から電気、水道、ガスの手続きについての書類が渡されます。
引越し先の賃貸物件で契約する電気・ガス・水道の業者が明示されていますので、引っ越し当日までに使えるようにライフラインの確保をしておきましょう。
ガスは立ち合いが必要なので、引っ越し当日に来てもらうように手配しておくと良いですね。
インターネット回線
インターネットの回線の開通には1~2週間かかりますので、必要な場合はすぐにプロバイダーに連絡しましょう。
WiMAX、ワイモバイルなどの高速モバイルインターネットサービスでしたら、契約するだけですぐ使えます。
最近は料金も手ごろで通信速度も早くなっていますが、引っ越し先の部屋の電波の状態によっては通信が不安定になってしまうこともあります。
我が家の旦那は、WiMAXを利用していました。
クレジットカードや運転免許証の住所変更手続き
郵送物など単身赴任先に届けてほしい場合は、変更手続きをする必要があります。
クレジットカードや銀行など必要に応じて変更しましょう。
運転免許証の更新を単身赴任先で行いたい場合も、住所変更手続きをしておいた方が良いですね。
単身赴任では住民票は移す?移さない?
単身赴任をするということは、住所が変わりますね。
住所が変更になれば、住民票を変更する手続きをしなければなりません。
引越し日(転入をした日)から14日以内に住民票の手続きをしないと法律違反となり、最大5万円の過料を支払はならない罰則があるのです。
ただし、単身赴任の期間が1年以下の場合や生活の拠点が元の家にある場合は住民票を移さなくても良いとされています。
単身赴任が1年以上でも、月に数回は家に帰っていたり、あくまで仕事で単身赴任先にいるだけで、生活の拠点は家にあるという場合は移さなくても大丈夫です。
会社の規定によっては、住民票を移動することが、単身赴任手当の支給の条件になっていることもあるので、よく確認して、住民票を移すかどうか決めましょう。
でも、単身赴任では住所を変更していないご家庭は多いです。
住民票を変更しないことで感じるデメリットは、それほど多くはありません。
住民票を移動すると、印鑑証明やパスポートの変更など、いろいろな手続きが必要になるので、とても面倒です。
また、住民税の2重払い(夫と妻)や、住宅ローン減税の一時的な停止(元の家に戻れば再開・還付されます)なども発生します。
住民票を移すメリットとしては、住民票を変更すると、元の家では妻が世帯主になるので、場合によっては自治体からの手当てが増えて経済的に助かることもあります。
あとは、選挙やパスポートの申請が家に戻らなくても行える、図書館の利用など単身赴任先の自治体の行政サービスが受けられることなどです。
単身赴任が長期になる場合は住民票を移した方が良いですが、住民票を変更するかどうかは、良く調べてメリットのある方を選びましょう。
おわりに
単身赴任が決まると、限られた時間で準備をしなければなりません。
1か月なんてあっという間ですので、テキパキ物事を決めていきましょう。
環境が変わるとストレスも多くなりますので、単身赴任先でなるべくスムーズにスタートできるように、夫婦で協力して準備すると良いですね。