入院 お見舞い マナー

知り合いや友達、職場の同僚など、身近な人が病気やケガで入院をしたと聞いたら、直接会って励ましてあげたいものですよね。

 

しかし、病院へお見舞いに行く機会はあまりないので、どうしたらいいのかわからなかったりしませんか?

きちんとお見舞いのマナーを守らなければ、かえって相手の迷惑になるかもしれません。

 

そこで今回は、お見舞いに行くときに気をつけたいマナーや服装、お見舞いの品についてまとめてみました。

 




お見舞いのマナー

■事前にお見舞いに行ってもいいか確認する


一般的に、身内やごく親しい人以外は、入院直後や手術直後のお見舞いは控えるのがマナーです。

 

また、病気やケガだけでなく出産など、病院にお見舞いに行くとき、もっとも配慮すべきことは相手の体調です。

そのため、お見舞いに行きたいときは、事前に本人またはご家族へお見舞いに行ってもいいか確認しましょう。

 

体調が悪い場合などは、お見舞いが負担になるかもしれませんよね。

また、入院中の姿を見られたくないなどという理由から、お見舞いを望んでいない場合もあります。

 

■病院の面会時間を守る・長居はしない


本人、もしくはご家族からお見舞いの許可を得られたら、病院の面会時間を確認して、15分~30分程度の面会時間を目安にお見舞いの予定を立てましょう。

 

訪問する時間は、面会時間内であっても回診や食事の時間は避けるようにしてください。

病院や相手の都合にもよりますが、なるべく昼食後に行くのが一番良いとされています。

 

また、相手の負担になるので、長居はしないようにしてくださいね。

 

■大人数では行かない


大人数でのお見舞いは、相手を疲れさせてしまうので避けてください。

複数で行く場合は、多くても3人までにしましょう。

 

■小さい子供は連れて行かない


病院によっては、子供のお見舞いはNGな場合もあります。

そのため、お見舞いに子供を連れて行っても大丈夫か、事前に病院にも確認してみてください。

 

お見舞いがOKであっても、静かにしていられない小さな子供の場合はお見舞いを避けた方が無難です。

 

病院には、たくさんの患者がいますし、安静にしないといけない人もいるかもしれませんよね。

健康なときは子供がはしゃいでいる姿を微笑ましく感じても、体調の悪い時にはイライラでしかありません。

 

また、病院ではウイルス感染の予防が大前提になります。

 

小さな子供はいろいろな病原菌を持っている可能性があります。

免疫力の弱った入院患者に感染してしまったら、命にかかわる大変な事態に陥る可能性もあり、大変危険です。

 

また、小さな子供も免疫力が弱いので、病院でウイルスなどに感染してしまうかもしれません。

 

■体調の悪い時は行かない


体調が悪いときは、お見舞いには行かないようにしましょう。

とくに風邪やインフルエンザなど、入院患者に感染させる危険がある場合は、絶対に避けてください。

 

■明るい話題にする


話をするときは、病状をしつこく聞いたり、暗い話題は避けましょう。

声のトーンを明るくし、なるべく楽しい話題にするようにしてください。

 

また、必要以上に元気づけようとし過ぎないようにしましょう。

 

■同室の入院患者の迷惑にならないようにする


大部屋の場合、他にも入院患者がいますので、病院では静かな声で会話し、周りに迷惑がかからないようにしましょう。

また、同じ部屋の人には笑顔で挨拶をするなど、感じよく接するようにしてくださいね。

 

スマホや携帯電話の電源は切る


スマホや携帯電話の電源は必ず切るようにしてください。

マナーモードもNGです。

 




お見舞いに行くときの服装は?

服装は、明るいイメージの色のものを選びましょう

白やパステルカラーなどがオススメです。

 

きちんとした格好にしようと黒い服やダークカラーの服を選ぶのは、雰囲気を暗くしてしまうのでNGです。

とくに黒い服は喪服を連想させてしまうため、お見舞いには絶対に避けましょう。

 

女性の場合はメイクを控えめにし、アクセサリー類も身に着けないか控えめな物を選ぶようにしましょう。

香水もNGです。

 

男性の場合は仕事用のスーツでもOKですが、その場合は暗い雰囲気にならないように、会話や表情を明るくするようにしてください。

お見舞いの品はどうする?

お見舞いの品といえば、お花やフルーツなどの食べ物を思い浮かべますが、最近の病院では花や食べ物の持ち込みを禁止しているところがあります。

 

持ちこみを禁止するのは、花や食べ物についている菌などからの感染を防ぐためです。

また、食べ物の場合は、食事制限やカロリーコントロールしている場合もありますし、アレルギーへの配慮も必要です。

 

とくに持ち込みが禁止されていない場合は、持ち込んでもOKですが、相手への配慮を忘れないようにしましょう。

 

■花


お見舞いの定番の花を贈るときは、明るい色の小さめのアレンジメントや水やり不要のプリザーブドフラワーオススメです。

花束は花瓶がないと飾れませんし、大きな花束などは場所を取るので迷惑になることもあります。

また、鉢植えなどはお見舞いにはタブーとされているので、気を付けてくださいね。

 

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■食べ物・飲み物


食事制限がない場合は、相手が好きな食べ物や飲み物を持って行ってあげましょう。

ただし、いくら相手が好きでも生ものや揚げ物などは避けてください。

日持ちのするお菓子やゼリーなどがオススメです。

季節のフルーツなどもオススメですが、賞味期限が短く包丁が必要な果物は避けた方が無難です。

 

■日用品などの品物


品物の場合は、入院時に実用的なタオルなどがオススメです。

気分がまぎれる本や雑誌なども喜ばれます。

親しい間柄ならパジャマや肌着などの品物はOKですが、相手によっては失礼になるので注意してください。

スリッパや靴下なども目上の人に贈るのはタブーですので気をつけましょう。

 

■現金


入院中は何かとお金がかかるので、お見舞い金も喜ばれます。

ただし、お金を包むときは、4(死)、6(無)、9(苦)などがつく数字は縁起が悪いので避けましょう。

 

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おわりに

病状などにもよりますが、入院中は患者ばかりでなくご家族の方々も気持ちがナーバスになっています。

相手の体調や気持ちを気遣い、きちんとマナーを守ってお見舞いに行くようにしてくださいね。