寒い冬、何枚も重ね着をしているのに寒い・・・ってことはありませんか?
実は、ただ冬物の衣料を重ね着しているだけでは寒さ対策にはなりません。
暖かさを保つには、いかに体からの熱を閉じ込めることができるかが大事なんです。
そこで今回は、寒い冬を乗り切る重ね着のコツをまとめてみました。
真冬に重ね着は何枚?インナーを着る順番とコツ
重ね着をするときの一番のポイントは、体の熱を逃がさないようにすることです。
真冬に外にいる場合のトップスは、アウター含め3~4枚くらいが理想的です。
あらかじめ室内で過ごす予定ならば、1枚減らして2~3枚くらいでもいいかもしれませんね。
まず、1枚目に着るインナーは、素肌にフィットする収縮性があるものを選びましょう。
素肌とインナー間に余計な空気が入ると体が冷えてしまうので、しっかりフィットする物を選んでください。
体温から出る熱を逃がさない保温性があるものがオススメです。
綿製品は肌に優しくて素材としては良いですが、汗を逃がさず冷えしてしまうため防寒対策としては不向きです。
そのため、1枚目にオススメなのが、ユニクロのヒートテックのような機能性インナーです。
多くの機能性インナーは、汗や水蒸気を熱に変えて発熱するため、身体の一番内側に着ると一番効果を発揮することができますよ。
寒さ対策には、体の近くに暖かい空気をためておくことが大切です。
そのため、2枚目は1枚目との間に5㎜程度の隙間ができるように、体にフィットしつつもほどよくゆとりのあるインナーを選びましょう。
ウールや裏起毛のインナーを選ぶと、空気も含み尚更温かさを保温できますよ。
ヒートテックなどの機能性インナーを2枚重ねして着たい、という場合は1枚目はMサイズ、2枚目はLサイズといったように2枚目のインナーは少し大き目を選びましょう。
同じサイズのものだと空気の層がつぶれてしまい、あまり暖かくなりません。
2枚目にほどよくゆとりを持たせることで、インナーとインナーの間に空気の層ができ、暖かい空気をためることができるようになります。
3枚目も同様に、空気の層を増やすように2枚目と3枚目の間は、ほどよくゆとりを持たせるように重ね着をしましょう。
インナーダウンなども暖かく過ごすことができてオススメです。
アウターには、1〜3枚目まで重ね着してキープした温かさを逃がさないようなコートやダウンジャケットを選びましょう。
「風を通しにくい素材のもの」
「裏地がついているもの」
「お尻までスッポリ隠れるもの」
──といったアウターを選ぶようにすると暖かさをキープできます。
下半身の重ね着も考え方は一緒です。
タイツはデニール数が高く、吸湿性や発熱・保温効果があって、体にフィットするタイツを選びます。
その上に、ほどよくゆとりのある腹巻や毛糸のパンツを履いたり、ファッションに合わせてレッグウォーマー、靴下などを重ね履きして暖かさをキープしましょう。
寒さ対策の服装の基本
防寒対策の基本は、首・手首・足首を冷やさないようにする事です。
この3箇所は皮膚が薄いので、とくに冷えを感じやすいです。
また、冷たい空気は服の首元や袖口、足元から侵入してきますよね。
そのため、せっかく何枚も重ね着しても、首、手首・足首が出ていたら冷えてしまうので、しっかり防寒するようにしましょう。
外出するときは、首にマフラーやストールをしっかり巻いて温めましょう。
ハイネックやタートルネックのセーターを着て、首を冷やさないようにするのもオススメです。
インナーやアウターは、手首までしっかり覆うものを着ましょう。
最近は、8分丈くらいのオシャレなセーターも多いですが、防寒対策としてはNGです。
また、手袋も手首までしっかりカバーできるものがオススメです。
足首は、厚手のタイツや靴下を履くのが一般的ですが、それでも寒い時はレッグウォーマーをプラスして足首を温めましょう。
また、ブーツは保温性高く暖かいですが、きついブーツを履くと足が締め付けられ、血行が悪くなってしまいます。
血行が悪くなると足が冷えてしまうため、ブーツを履くときは、なるべくゆとりのあるものを選ぶようにしましょう。
おわりに
重ね着のコツは、自分の体温を逃がさないようにすることです。
1枚目は素肌にフィットするインナー、2枚目以降は程よくフィットしつつもゆとりのあるものを選びましょう。
また、首・手首・足首の防寒も忘れないようにしてくださいね。