社会人の男性にとってネクタイはビジネスにおいての必須アイテム。
胸元のネクタイには清潔感が必要不可欠ですよね。
でも、ネクタイは汚れやすく、こまめにお手入れをしないと意外とキタナイものです。
ネクタイのクリーニング代は500円前後ですが、頻繁にクリーニングに出すのは面倒ですし、自宅でネクタイを簡単に洗うことができれば経済的にもいいですよね。
そこで今回は、ネクタイを自宅で洗う方法と長持ちさせるための保管方法をご紹介します。
ネクタイを家で簡単に洗濯する方法
ネクタイの汚れの原因は、手あかや食べこぼし、汗などです。
汚くないと思っていても、よくネクタイを見てみてください。
光の下で色むらができていたら、それは汚れている証拠です。
でもネクタイには、自宅で手洗いできる物とできない物があります。
まずは手洗いできるネクタイかどうか、しっかり素材を確認してみましょう。
手洗いNGなネクタイとは?
家で洗濯できないネクタイは主に下記のとおりです。
■手洗いNGなネクタイ
- シルク(絹)
- 目立つシミがあるもの
- カビが生えてしまったもの
シルク(絹)は、縮んだり毛羽立ってしまうことがあるので、自宅で洗濯するのは避けましょう。
大きなシミがある場合は、こすると逆に汚れが染み込んでしまうこともあるので、専門家に任せた方が安心です。
ネクタイのカビは、漂白剤などで除去すると繊維が壊れて色落ちや穴あきにみえることがあるので、潔く諦めるか専門家に任せましょう。
ネクタイを手洗いする方法
ネクタイの生地はとても伸びやすいため、洗濯機で洗ってしまうと型崩れしてしまいます。
ネクタイの中にある芯地は、洗濯機の圧力によって一度ヨレヨレになってしまうと元に戻せません。
ですので、ネクタイの洗濯は必ず手洗いするようにしましょう。
■用意する物
- おしゃれ着洗い用の中性洗剤
(エマール、アクロンなど) - 洗濯ネット
- 洗面器などの洗い桶
- バスタオル
- 平干しネット
【ネクタイを手洗する方法】
- 洗い桶に30度くらいのぬるま湯とおしゃれ着洗い用の洗剤を入れる。
洗剤は、表示に従った分量でOK。 - 折りたたんだネクタイを洗濯ネットに入れ、洗い桶に入れて浸す。
このときゴシゴシこすったりもみ洗いはせず、洗濯ネットを洗い桶の中でゆらゆら揺らして洗う。 - 2~3分洗ったらぬるま湯でよくすすぐ。
- バスタオルの上で形を整え、軽くトントンと叩くように拭いて水気を吸い取る。
- 半分に折ったネクタイを平干しネットの上に置き、しっかり乾かす。
洗濯したネクタイは、吊るして干すと重さでネクタイが伸びてしまいますので、平置きして乾かしましょう。
アイロンをかける
乾いたネクタイのシワが気になる場合は、スチームアイロンをかけましょう。
アイロンはギュッと押さえつけるのはNG。
ネクタイに当て布をして、スチームアイロンを浮かせるように蒸気でシワを伸ばしていきます。
長く愛用するためのネクタイの保管方法
1日着用したネクタイは意外と汗が染み込んでいるもの。
汗が乾かないまま収納してしまうと生地が傷みやすくなってしまいます。
ですので、帰宅後に外したネクタイは汗を乾かしてからしまうようにしましょう。
吊るして収納するとネクタイの布の重さで伸びてしまうことがあります。
ネクタイは引き出しの中にふんわりと丸めて収納するのがベストです。
置く場所がある場合は、ネクタイを2つ折りにして平置きしても良い状態を保てます。
ネクタイは熱や温度の変化、光に弱いことが多いので、なるべく暗くて湿度が低い場所で保管するようにしましょう。
おわりに
スーツやワイシャツに比べて疎かになりがちなネクタイですが、ビジネスマンにとって胸元の清潔感は大切ですよね。
意外と簡単にネクタイの洗濯はできるので是非試してみてください。
ご家庭での洗濯が心配な場合は、捨ててもいいようなものから試してみてくださいね。