スプレー缶 使い切れない 処分

整髪料や消臭剤など様々な種類に用いられているスプレー缶ですが、使い切れないことはありませんか?

 

我が家にも、何本も中途半端に使って放置しているスプレー缶があります。

捨てたい気持ちはあるものの、スプレー缶にまだ中身が入っているから、捨てるにも捨てられないんですよね・・・。

 

そこで今回は、使い切れなかったスプレー缶の処分の仕方について調べてみました。

 




スプレー缶が使いきれないときの処分の仕方は?

スプレー缶って本当にいろんなものに使われていますよね。

整髪料、消臭剤、芳香剤、制汗剤、殺虫剤、塗料などなど。

 

スプレー缶は基本的に、中身を使い切ってから処分します。

 

スプレー缶の消費期限は、容器に記載されていないものも多いですよね。

一般的にはスプレー缶の中身は未開封では5年、開封後でも1~2年は使用可能だそうです。

 

もし開封してからあまり年数が経っていないのであれば、中身を使ってしまうのが一番良い方法です。

 

しかし、「思ってたものと違っていた」「好きな香りではなかった」など、いろいろな理由で使わなくなってしまうスプレー缶もあると思います。

1度使わなくなってしまったり、使う機会がなかったりすると、なかなか全て使い切るのも難しいものですよね・・・。

 

もう絶対使わないというスプレー缶は、捨てるしかありません。

 

ただし、中身が残っている状態では捨てることができないから厄介です。

中身が残ったまま捨ててしまうと、ごみ収集の際にスプレー缶に使用されているガスが他のものに引火して、火事を起こしたり爆発する危険性もあるからです。

 

そのため、スプレー缶を捨てる場合には、必ず中身を出してから処分しなけばなりません。

 




スプレー缶の中身の出し方は?

スプレー缶の中身が残っているけど処分したい場合は、中身を噴射して全部出してしまいましょう

 

■用意するもの

  • ゴミ袋
  • 布(いらない衣類やタオルなど)もしくはトイレットペーパー
  • 軍手
  • マスク

 

ゴミ袋の中にいらないタオルなどの布やトイレットペーパーを入れ、それに吸わせるようにスプレー缶の中身を出していきます。

必ずスプレー缶の中身が全部なくなるまで、噴射してくださいね。

 

スプレー缶の中身を出すときは、必ずベランダや庭などの屋外で火の気がないところで行ってください。

スプレー缶に使われているガスは可燃性なので、火の気があるところでスプレーすると引火するなどの危険があります。

 

また、室内では絶対に行わないようにしてください。

なぜなら、スプレー缶に使用されているガスは空気より重いため、下に溜まってしまいます。

すると、換気していても部屋の下の方にガスが留まったままになってしまうことがあるんです。

気が付かずにキッチンでガスを使ったりすれば、引火して爆発・・・なんて事故もあったりするんですよ・・・。

 

また、スプレー缶の中身を吸い込まないようにするためにも、風上で行うようにしましょう。

マスクをするのも吸引防止になります。

 




 

スプレー缶の中身をすべて出し切ったら、ゴミ袋はすぐに閉めず、ガスが抜けるまでしばらく放置しておきましょう。

 

しばらく放置したら、中身を吸わせた布などは普通の可燃ごみの日に出してください。

中身のなくなったスプレー缶は、自分の住んでいる自治体のごみ処分の仕方に従ってくださいね。

 

自治体によっては、スプレー缶に穴をあけるように指示されていることもあります。

穴をあけるときも、必ず中身をすべて出してからにしてください。

 

スプレー缶の中身が残っていると、中身が突然飛び散るなどの危険があるので注意してくださいね。

 

スプレー缶に穴をあける必要があるときは、穴あけ専用の道具を使うのがオススメです。

100均などにも売っているので、必要な場合は購入しておきましょう。

 

もし、スプレー缶の中身を捨てていいのか心配、不安などがあれば、メーカーに問い合わせてみてくださいね。

おわりに

スプレー缶が使いきれなかった場合、必ず中身を出し切ってから処分するようにしましょう。

中身を出す際は、火気や人気のない風通しの良いところで必ず行うようにしてください。

スプレー缶によってはかなり臭うこともあるので、ご近所の迷惑にならないように配慮してみてくださいね。

 

スプレー缶による事故は年間かなりの件数発生しています。

安全に処分するためにも、すべてスプレー缶の中身は全て出し切った後に捨てるようにしてくださいね。