掃除機をかけて部屋をキレイにしているはずなのに、なぜかすぐに溜まってしまうホコリ。
掃除しても数時間後にはもうホコリが落ちていていることがありますよね。
いったいどこから部屋のホコリは発生しているのでしょうか?
そこで今回は、ホコリが溜まる原因とホコリを抑える方法について調べてみました。
部屋のほこりの原因は?
ホコリの主な成分は、身の周りから出るさまざまな塵やクズです。
塵やクズの中に含まれるものというと、寝具や衣類から出た繊維クズ、ティッシュなど紙クズ、ダニ、人から出るフケや垢、花粉、土ぼこりなどがあります。
もともとは小さな塵やクズですが、絡まり合ってホコリとなり、いろいろなところに溜まるようになるんです。
しかしなぜ、ホコリは掃除しても掃除してもすぐに発生してしまうのでしょうか・・・?
ホコリはとても軽いため、舞い上がって浮遊して、その後ゆっくりと時間をかけて床に落下します。
どのくらいゆっくり落ちるかというと、一度舞い上がったホコリが床に落ちるまで約9時間かかるといわれているんです・・・!
つまり、常にホコリがゆっくり落下してくるので、一生懸命掃除してもすぐにホコリが溜まってしまうわけです。
ほこりの溜まりやすい場所は?
ホコリは、溜まりやすい場所とあまり溜まらない場所ってありますよね。
ホコリが溜まりやすい場所の共通点は、「静電気が発生している」「布製品」「風通しの悪い場所」です。
ホコリは静電気に付きやすいという性質があります。
たとえば、テレビの周りは掃除してもすぐにホコリが溜まってしまいませんか?
テレビなどの電化製品は静電気を発生しやすいため、ホコリがくっついて溜まりやすくなります。
ホコリが壁についているのも静電気のせいです。
家の壁やドアなどをよく見てみてみると、結構ホコリたまっていたりしますよね。
また、ホコリには布製品にもつきやすいという性質もあります。
室内を見回すと、布製品は結構ありますよね。
布製のソファー、カーテン、カーペット・・・。
洋服も布製品なので、服をしまわずに放置していると埃がくっついてしまいます。
また、ホコリはとても軽いものです。
そのため、歩いただけですぐにホコリが舞い上がってしまいます。
しかし、逆に風通しが悪い場所では、ホコリが停滞してどんどん溜まってしまいます。
たとえば部屋の隅や家具の裏。
こういった場所は風通しが悪いため、放っておけばどんどんほこりが溜まってしまう場所ですよね。
部屋の隅などは目につきづらいため、いつのまにかホコリが積もっていた・・・、なんてこともあるのではないでしょうか。
部屋のほこりを抑える方法とは?
ホコリは衣類や布団などからも出るため、生活をしていればどうしても発生してしまうものです。
そのため、ホコリを抑えるにはこまめに掃除したり、なるべくホコリが発生しないように工夫をしましょう。
■朝一番に掃除する
ホコリは歩くだけで舞い上がってしまうため、人が活動している時間は常にホコリが浮遊しています。
そのため、効率よく掃除するためには、一番ホコリが床に落ちている朝一番に行いましょう。
昼間は外出して部屋に人がいない場合は、帰宅直後に行うのもオススメです。
■部屋の換気をしっかり行う
換気を行わないと、部屋の中にホコリが溜まりやすくなってしまいます。
そのため、定期的に窓を開けるなどして、部屋の換気を心がけましょう。
部屋の換気をするときは、開けた窓と対角になる窓も開けるようにしてください。
空気の流れがなければ、部屋の換気をしたことにはならないので注意してくださいね。
対角となる窓がなければ、扇風機や換気扇を回して部屋の空気が動くようにしましょう。
■布製品を減らす
ホコリの元となる繊維クズ。
これを生み出す布製品を少しでも減らすことが出来れば、ホコリを抑えることが出来ますよね。
たとえば、出しっぱなしにしている洋服をクローゼットにしまう。
布製品のソファーをレザーなどに替える。
カーテンをブラインドにする。
ぬいぐるみやクッションを置かないようにする。
────など。
しかし、そう簡単に家具などは交換することができないですよね。
そういう場合は、こまめに洗濯や掃除をするしかありません。
洗濯や掃除をするれば、布製品からでる繊維クズなどを溜めこまないので、ホコリを軽減することができますよ。
■除電ブラシを使って掃除する
電化製品の周りは常に電気を帯びているため、静電気を完全に除去することは難しいです。
そのため、静電気が発生しやすい場所は、定期的に除電ブラシを使って掃除をしてホコリの付着を抑えましょう。
壁やドアなども除電ブラシを使って静電気を抑えることで、ホコリの付着を防ぐことができますよ。
■ホコリを落としてから家の中に入る
外にいるとホコリや花粉など、目には見えなくても、さまざま汚れが服についてしまっています。
そのため、家の中に入る前には、服をはたいて出来る限りの汚れを落とすようにしましょう。
■ホコリを溜めないようにする
できるだけ家具と壁などの隙間ができないようにしておきましょう。
空気の流れのない狭い隙間には、必ずホコリが溜まります。
きちんと意識して隙間の掃除も行えばよいのですが、隙間を掃除するのも結構大変なものですよね。
しかし、既にある家具と壁の隙間を埋めるのは難しいかもしれません。
今後、家具を買い替えるときには、隙間を作らずに置けるか?なども意識してみましょう。
おわりに
ホコリがひどい部屋で生活するとアレルギー疾患の原因にもなります。
部屋をキレイに保つためにも、健康のためにも、ホコリを溜めない部屋づくりを心がけてみてくださいね。