電子レンジ 爆発 卵 容器

電子レンジはお弁当を温めたりするだけでなく、調理もできるのでとても便利ですよね。

しかし、電子レンジに入れると爆発したり発火や火花がでてしまう物があるのは知っていますか?

 

知らずにレンジでチンしてしまったら、とても危険な目にあうことがあります。

私は電子レンジでゆで卵を温めてしまい、食べようとした瞬間に爆発してひどい目にあったことがあります・・・。

 

そこで今回は、電子レンジで温めると爆発してしまう原因と入れてはいけない食べ物や容器、注意点などを調べてみました。

 




電子レンジで爆発!?入れてはいけない食べ物とは?

電子レンジは温める食材に対し、マイクロ波を出して振動させることによって熱を発生させています。

正しく使えば、電子レンジはとても便利ですが、入れてはいけない物をレンジに入れてしまうと爆発したり火花が出たりするので注意が必要です。

 

また、どんな食品にも言えることですが、電子レンジでの温め過ぎは発煙・発火の原因になるので注意してくださいね。

 

■卵


卵は、電子レンジに入れると爆発する食べ物の代表格です。

殻で覆われている卵は、電子レンジで温めてしまうと内部で発生した蒸気の逃げ場がなくなるため、爆発する恐れがあります。

 

卵を割ったとしても、卵の黄身は白身で覆われているため、同じように爆発してしまうことがあるので注意が必要です。

生卵を温めるときは、よく割りほぐしてから加熱するようにしましょう。

 

ゆで卵や目玉焼きもそのまま温めてしまうのは絶対にNGです。

電子レンジ内で爆発が起きなくても、食べるとき(切ったなど)に爆発することもあります。

 

電子レンジでゆで卵や目玉焼きを温めるときは半分に切り、フォークなどで穴を十分にあけてからにしてください。

(対策をしても爆発してしまうこともあります。)

 

卵を電子レンジで使用するときは、ゆで卵を作れるグッズなどを利用するようにしましょう。

 

■殻や皮、膜に覆われているもの


ウインナー、たらこ、いか、銀杏、栗など、卵以外にも皮や殻に覆われている食べ物はたくさんあります。

卵と同じように温められると内部の蒸気の逃げ場がなくなるため、爆発してしまう可能性があります。

 

電子レンジで温めるときは、割れ目や切れ目を入れて、蒸気の逃げ道を作り爆発しないように気をつけましょう。

 

■油の多い食品


生クリームやバターなどの油の多い食品は、加熱し過ぎると取り出す時に突然、沸騰することがあります。

火傷してしまう恐れがありますので、加熱のしすぎには注意してください。

 

加熱し過ぎたと感じたら、取り出さずにそのまま冷めるまでしばらく電子レンジ内においておきましょう。

 

■水分の少ないもの


芋類やカボチャ、ゴボウなど水分の少ない食材を温めると、食材の水分がなくなって焦げてしまうことがあります。

多少焦げるだけなら問題ありませんが、温めすぎると焦げた場所から発火する恐れがあるので注意が必要です。

 

■飲み物全般


飲み物全般にいえることですが、電子レンジで温めるときは注意が必要です。

 

飲み物などの液体は、沸点に達すると液体の内部からブクブクと水蒸気が発生し、沸騰状態になります。

しかし、まれに沸点に達しても沸騰しない場合があるんです。

 

この状態の飲み物に、振動や砂糖を入れるなどの刺激を与えると、突然激しく沸騰してしまうということがあります。

これを突沸というのですが、突沸が起きると液体が勢いよく噴きあがったり、爆発を起こす危険性があるのでとても危険です。

 

飲み物は温め過ぎには注意し、温め過ぎたと感じたら少し時間をおいてからレンジから取り出すようにしましょう。

 

また、飲み物を電子レンジで温めるときは、スプーンなどで良くかき混ぜてからにしてくださいね。

 




電子レンジに入れてはいけない容器や注意点

食べ物や飲み物に注意していれば大丈夫というわけではありません。

電子レンジ内が汚かったり、食べ物を入れる容器にも気をつけないと爆発や発火などの危険がありますので注意しましょう。

 

■必ず耐熱性のある容器を使う


電子レンジで食べ物や飲み物を温めるときは、必ず耐熱性の容器に入れて加熱しましょう。

木製の容器や耐熱性のないガラスやプラスチックなどの容器は、電子レンジの電波で溶けたり割れたり、変質してしまうことがあります。

 

耐熱性のある容器とは、陶器や磁器、耐熱ガラスです。

140℃以上の耐熱のあるプラスチックやシリコン製の容器なども使えます。

 

また、ラップも耐熱温度が140以上のものを使ってくださいね。

 

■密閉性ある容器の蓋は外す


蓋がある容器は、蓋が熱に弱いことがあるので、必ず耐熱性を確認しましょう。

 

また、電子レンジによっては、蓋があることで食品の温度を正しく検知できずに加熱し過ぎてしまい、食品から発火したり容器が破損することがありますので注意してください。

 

とくに密閉性の高い容器は、蓋を外して電子レンジに入れるようにしましょう。

温めたときに水蒸気の逃げ場がない容器は、爆発してしまうことがあります。

 

電子レンジで食品を温めるときに蓋をしたいときは、耐熱性のあるラップをかける方が安心です。

 

■金属の容器は使わない


アルミホイルや焼網、金属の装飾がある容器に入れて電子レンジで加熱してしまうと、火花が出る恐れがあります。

電子レンジの故障や出火の原因にもなるので、金属が使われている容器は絶対に使用しないようにしましょう。

 

お弁当にアルミカップが使われていることもあるので、温めるときは取り除くなど注意してくださいね。

 

■缶詰や瓶詰、レトルト食品は、真空パック食品は他の容器に入れて温める


缶詰や瓶詰、レトルト食品などは、耐熱性の容器に移し替えて電子レンジで温めるようにしましょう。

そのまま電子レンジを温めてしまうと発火や破損の危険があります。

また、真空パック食品に脱酸素剤などが入っている場合は、取り除くようにしてくださいね。

 

■紙製の容器


電子レンジ可の紙の容器なら大丈夫ですが、多くの場合は「500Wで2分未満/1000Wで40秒未満」などという注意書きが記載されています。

 

紙の容器の加熱のし過ぎは、発火などの原因になるので気をつけてください。

温めの時間が長い場合は、食品を耐熱性の容器に移し替えてから電子レンジに入れる方が安心です。

 

紙コップの場合、水が漏れないように加工してあるポリエチレンが溶け出す可能性もあるので、避けるようにしましょう。

 

■少量の食品はオートメニューで加熱しない


電子レンジには、時間などの設定をしなくてもいいオートメニューがありますよね。

自動で設定してくれる便利な機能ですが、100g以下の少ない量の食品の温めは、オートメニューを使うのは避けましょう。

 

温める食品が少量の場合、電子レンジで正しく重さを検知できないことがあり、温め過ぎて発火の原因になることがあります。

 

■電子レンジ内を定期的に掃除する


電子レンジを使ったとき、噴きこぼれ食べ物のカスなどが庫内にこびり付いてしまうことがありますよね。

庫内にこびりついた食べ物のカスを放置して電子レンジを使用し続けると、電子レンジの電波が残りカスに集中して発火することがあります。

 

そのため、電子レンジ内を定期的に掃除するということも忘れないようにしましょう。

おわりに

私はゆで卵を電子レンジで温めて、食べようと噛んだ瞬間に卵が爆発したことがあります。

ゆで卵が爆発したとき、一瞬何が起こったかわかりませんでした。

 

すぐに口を水で冷やしたものの、口の中と唇に火傷を負いました。

歯茎にびっしりと卵の黄身が張り付いていたのを鏡で見たときは、本当に衝撃でしたよ・・・。

 

夜遅かったので病院にも行けず、一晩中氷で冷やし続けました。

卵が部屋中に飛び散っているので、痛さに耐えながら片づけをするのは本当に大変でした。

 

翌日、病院で言われた言葉は「目に入らなくてよかったね」。

メガネをかけていたので助かりましたが、本当、卵が目に入っていたら危険でしたね・・・。

 

電子レンジはとても便利ですが、使い方を誤ると爆発や発火などの思わぬ危険にあってしまったり、電子レンジの故障につながることもあります。

ですので、温めて大丈夫な食品や容器をしっかり把握し、温め過ぎには注意して電子レンジを正しく利用してくださいね。