新しい服を買ったら、嬉しくてすぐに着て外出したくなりますよね。
しかし、買ったばかりの新品の服は一見キレイなように見えますが、実はすごーく汚れているって知ってますか?
洗わないでそのまま着る人もいますが、洋服の製造過程などを知れば、新しい服でも着る前に洗濯したくなりますよ。
そこで今回は、新しい服を買ったら洗った方がいい理由を紹介します。
新しく買った服は着る前に洗った方がいいの?
買ったばかりの服は、キレイなイメージがありますが実はキレイではありません。
なぜなら、洋服を作る過程を考えると、決して清潔に保たれているとは言い切れないんですよね。
洋服は工場などで作られます。
洋服を完成させるためには、いろいろな工程があるため、たくさんの人がその洋服に触っている可能性があります。
しかし、洋服は食品と違って衛生基準というものがありません。
だから、衛生面に関しては個人に任せていることが多いんです。
つまりどういうことかというと、たとえば工場で作業している人がトイレに行っても手を洗ってないかもしれないし、何か汚い物を触っていてもそのまま作業している可能性があるってことです😓
それに洋服の工場は、色々な繊維製品を扱っているため、ほかの工場に比べてもほこりが溜まりやすくなっています。
とくに海外の工場では管理が不十分なことが多いので、ゴミだらけの不衛生な工場で作られている可能性もあるし、そんなほこりやゴミが洋服にも付着している可能性だってあります。
また、工場ではたくさんの洋服を保管しているので、決して保管状態がよいとは限らないんです。
保存状態が悪いため、服にダニなどの虫が大量発生していることだってあります。
実際に衣類などを保管する工場で働いている人は、身体が痒くなって仕事を辞める人もいるとかいいます・・・😨
どんな状態で保管されているわからないので、もしかしたら新品なのに虫がついているっていうこともあるんですよね。
とくに売れ残ったセール品なんて保管されている期間も長いので、ダニなどが発生している可能性もあります。
さらには実店舗に洋服が並べば、試着をしている人もいます。
通販で購入したとしても最近は試着Okというところもありますし、もしかしたら誰かが試着して返品した商品かもしれません。
誰かが試着すれば、その人の汗や皮脂などが洋服について、服に汚れが付いたり雑菌などが繁殖している可能性だってあります。
また、最近はアレルギーを持っている人が増えていますが、衣類の綿や化学繊維といった素材に対してだけでなく、塗料や薬剤に反応するアレルギーを持つ人もいますよね。
新品の洋服は、製造過程で付着した塗料などの薬剤がきちんと洗い流せていない場合があります。
とくに買った服から酸っぱいような臭いがしたり、石油臭いような臭いがする場合は、塗料などの薬剤が残っています。
そのため、アレルギー持っている人が新しく買った服を洗わずに着ることで皮膚に炎症がおきたり、ひどいかゆみが出てしまうこともあるのです。
アレルギーがなくても体調が悪かったりすると、同じような反応を感じてしまうこともあるといわれています。
このように洋服の製造過程や流通過程を考えると、たとえ新品で購入したからといっても、その服が必ずしも清潔とは限らないことがわかると思います。
新しい服を洗濯すると生地が傷む
洋服の形が崩れるから嫌だ
────と考える人もいますが、それ以上に目に見えない汚れを落として清潔に着る、とういう方がいいような気がしませんか。
新しい服が洗えない場合はどうする?
買った洋服を一度、着る前にキレイに洗った方がいい理由を説明しましたが、なかなか洗えない服もありますよね。
たとえばコートやスーツなどです。
クリーニングに出せばいいんですが、買ったばかりの服をクリーニングに出すのもどうかと思いますよね。
そういう場合は服を着る前に一度、風通しの良いところで陰干しをしておきましょう。
除菌スプレーなどを事前に吹きかけるといいかもしれません。
直射日光を服に当てる方が殺菌などできそうですが、生地の繊維が傷んだり変色の原因になるので必ず陰干しにしてくださいね。
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おわりに
買った服を洗わずそのまま着たからといって何か問題があるわけではありません。
きちんとしたメーカーであれば洋服に使われている薬品等の検査はしているので、基本的には安全性に問題ないはずです。
しかし、いろいろな人が触れている可能性の方が高いですし、洋服に残った塗料などの薬剤による体への影響も考えると、着る前に洗濯した方がいいような気がしませんか?