料理に使うために容器から取り出そうとしたら「塩が固まっていた・・・」なんてことはありませんか?
塩が固まってしまったら不便なだけでなく、振るタイプの容器に入っているときは出てきませんよね。
さらに塩が固まりすぎて塊になってしまったら、スプーンなどでガリガリ削ったり叩いたりしても崩れず使えないことも。
そこで今回は、固まった塩をサラサラの状態に戻す方法をまとめてみました。
固まった塩の戻し方
塩が固まってしまう原因は「湿気」です。
塩は「にがり」を含むものほど空気中の湿気を吸いやすい性質を持っています。
そのため、塩の湿気を取り除いてあげれば、サラサラの状態に戻すことができますよ。
■電子レンジで加熱する
固まった塩を耐熱性の容器に入れて、ラップをかけずに電子レンジで加熱します。
加熱時間は塩の量にあわせて30秒~2分くらいでOK。
電子レンジで塩の湿気を飛ばして乾燥させれば、元通りの塩に戻りますよ。
■フライパンで炒る
固まった塩をフライパンで炒って水分を飛ばしてもサラサラに戻ります。
塩を買ったら軽くフライパンで炒っておけば、固まりの予防にもなりますよ。
■マカロニを入れる
塩が入っている容器にもよりますが、マカロニを5~10本いれておくだけでOK。
マカロニが塩の水分を吸収してサラサラに戻してくれます。
1~2日後には元通りの塩になってますよ。
塩を買ったらすぐにマカロニを入れておけば、固まり防止になるのでオススメです。
マカロニではなくパスタでもOKです。
■炒ったお米を入れる
お米をフライパンで炒ったものを塩に入れておくと、マカロニと同様に塩の水分を吸ってサラサラに戻してくれます。
固まった塩の塊をほぐすには?
塩が固まって「塊」にまでなってしまうと、叩いて砕こうとしても、フライパンや電子レンジで水分を飛ばしても、どうにもならないことがありますよね。
そうなってしまったら、少量の水かお湯で塩の塊を溶かしてしまいましょう。
溶かした塩を火にかけて煮詰めれば、元通りのサラサラの塩に戻りますよ。
塩をサラサラに保つ保存方法
塩が固まる原因は、空気中の「湿気」です。
そのため、塩が固まらないように保存するには、湿気に触れないようにしなければなりません。
袋に入った塩を買ったときは、密閉した容器に入れ替えて、定期的に塩をゆすってみましょう。
また、お菓子などに入っているシリカゲルという乾燥剤やマカロニなどと一緒に保存すると、サラサラの状態を保てます。
塩を振って出すタイプの小さな容器であれば、炒ったお米もしくはつまようじを数本入れておくだけでも湿気を防ぐ効果がありますよ。
塩が固まりにくい専用の調味料入れもありますので、それに入れておくのもオススメです。
塩は温度や湿度の変化が少ない場所で常温保存するのがベストです。
冷蔵庫で保存してもいいですが、取り出したときの温度の変化により、保存容器の内側が結露してしまうと塩が固まる原因に・・・。
冷蔵庫で保存するときは、サッとだしてサッとしまうようにしましょう。
また、塩はにおいを吸着しやすい性質があるので、においの強いものの近くは避けて保存するようにしてくださいね。
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おわりに
固まってしまった塩は簡単な方法で元のサラサラの状態に戻すことができるので、ぜひ試してみてくださいね。