冷凍しておいた食品を食べようとしたら、色が悪くて臭いもする・・・😔
食品が冷凍焼けをしてしまうと、「食べても大丈夫かな?」と心配になりますよね。
そこで今回は、冷凍焼けした食材は食べられるのか、ニオイを消して美味しく食べる方法はあるのか、調べてみました。
冷凍焼けした食材は食べられるの?
冷凍焼けとは、冷凍庫で保管している食材に起こる症状のことですが、風味、味、色などが劣化してしまうことをいいます。
冷凍庫から取り出して、色が変わっていたり、霜がたくさんついていて臭っていたりすると、なんとなく食べるのに抵抗を感じてしまいますよね😞
一度、冷凍焼けをしてしまった食材は、元の状態に戻すことはできません。
しかし、冷凍焼けした食品が食べられないわけではありません。
食品の質には影響は与えますが、食品の安全性にはそれほど問題ないので、たとえ冷凍焼けしていても食べることは可能なのです。
ただし、解凍したときに腐敗臭がしたときは、冷凍前から傷んでいたという可能性もあるので、食べずに処分するようにしましょう。
食品の解凍後は、念のためニオイや味などをチェックしてから、調理した方が良いかもしれませんね。
冷凍焼けの臭いを消しておいしく食べる方法は?
食品が冷凍焼けしてしまっても食べることは可能なのですが、問題は味です。
冷凍焼けした食材は、劣化してしまった状態のため、いつものように調理してもおいしくなかったりします😔
また、ニオイが気になることもありますよね。
冷凍焼けしてしまった食材は、少しでもおいしく食べるために以下の方法を試してみてください。
■お酒をかける
冷凍した食品が臭うときは、お酒に漬けておいたり、お酒を振りかけて解凍しましょう。
お酒に含まれるアルコールは、揮発するときにニオイの成分も成分も一緒に飛ばしてくれるため、冷凍臭も消すことができるんです。
また、冷凍した食材は乾燥しているので、お酒をかけることで失われた水分も補給され、パサつきも軽減できますよ。
たとえば、冷凍したご飯は、そのまま暖めるとパサパサしていたり臭いが気になることがありますよね。
そういうときは清酒を少し振りかけてから電子レンジで冷凍ご飯を温めると、臭いも消えてふっくらとしたご飯を食べる事ができるようになります。
■肉は塩水に浸ける
お肉が冷凍焼けすると、パサパサ気味になりますよね。
これは、冷凍した時に昇華(しょうか)という現象で、肉の水分が蒸発してしまったからです。
パサパサになったお肉の場合は、塩水に浸けるとおいしさを復活させることができます。
塩水の中に冷凍焼けした肉を浸けると浸透圧の関係で、抜けた水分が肉に戻り、おいしく食べることができるんです。
冷凍焼けした臭いも気にならなくなりますよ。
ひき肉以外なら塩水につけることができるので、試してみてください。
- 冷凍焼けした肉の重量を測る
- 肉の重量と同量の水と肉の重量の3%の塩をポリ袋に入れ、よく混ぜて塩水をつくる
- 塩水の入ったポリ袋の中に冷凍焼けした肉を浸ける
- ポリ袋の中に入れたまま、2~3日冷蔵庫に入れてなじませる
■牛乳に漬ける
牛乳にはニオイを吸着して取ってくれる性質があります。
解凍した肉や魚など、冷凍臭が気になる食材を牛乳の中に30分~1時間くらい漬けておくと牛乳が冷凍臭の成分を吸着してくれます。
■濃い味付けにする
食材の冷凍臭をごまかすために、濃い味付けにするのも手です。
たとえば、お肉などは、すりおろした玉ねぎとニンニク・お酒の中に一晩つけておくと臭いが気にならなくなります。
ニンニクやショウガ、ネギなどに漬けておいたり、調理するときに使用するのもオススメです。
関連記事 冷凍焼けした食材がまずい!原因と冷凍焼けを防ぐ保存方法
おわりに
冷凍焼けした食材は、品質が劣化しているものの食べても問題ないことがほとんどです。
しかし、冷凍焼けしてしまった食材は、パサパサになっていたり臭いがすることがあるため美味しくありません。
そのため食材を捨てるのがもったいない場合は、お酒に漬けてみたり濃い味付けにするなど、おいしく食べられるように工夫してみてくださいね。