野菜 高い 理由

スーパーに買い物に行ったら、野菜の価格の高騰していた・・・なんていうことがありますよね。

もやしなどは一年中安定した値段ですが、キャベツやほうれん草、大根など急に値段が上がってビックリしてしまいます。

料理に使いたい野菜が高くなっていると、買うのをためらってしまいますよね。

 

いったいなぜ、野菜の価格は高くなってしまうのでしょうか?

そこで今回は野菜の価格の高騰の原因について調べてみました。

 




野菜の値段が高くなるのはなぜ?

野菜の価格が高くなってしまう原因は、需要と供給のバランスが崩れてしまうからです。

消費者側の「買いたい」という要求(需要)に対し、市場に出回る野菜の出荷量(供給)が少ないため、価格が高騰してしまうのです。

 

ではなぜ、野菜の出荷数が減ってしまうのでしょうか?

 

その理由は様々ありますが、もっとも大きな理由として考えられるのが「天候」です。

農作物は、光、温度、水、養分をバランス良く得られることでしっかりと育ち実ってくれます。

これらは多くても少なくても良くないのですが、天候によって大きくバランスが崩れてしまうことがあるのです。

 

たとえば、台風が来たり長雨になると水量が増えることが考えられますよね。

そうすると畑が冠水したり、日照不足が問題となります。

 

天候が悪い日が続いて日照時間が短くなれば、必要な日光量が得られず、野菜が十分に育たないということも。

そのため、腐敗や病気が蔓延したりして、収穫前に野菜がダメになってしまうということがあるのです。

 

また野菜が育つには気温も大切です。

日本は四季がハッキリしているため、気候の変化にうまく合わせて作物を作っています。

そのため、季節ごとに様々な食材を楽しむことが出来ますよね。

 

しかし、猛暑だったり、反対に気温の低い日が続くなど、例年より気温の変化が激しい年があると野菜の成長にも大きく影響します。

野菜がうまく育たなければ市場に出回る出荷数も減ってしまうため、価格の高騰につながってしまうのです。

 

また、一時的に需要が高くなる野菜も値段の高騰につながります

たとえば、年末年始やお正月は野菜の市場が休みになるため、スーパーなどへの供給量が減り、必然的に野菜の値段が上がります。

 

また、旬が過ぎた野菜も価格が高くなっていきます

最近は旬の時期を過ぎてもハウス栽培などで育った野菜がスーパーで一年中売っているので、いつが旬なのかわかりにくいですよね。

しかし、野菜には旬があり、旬の季節にはたくさん採れるため価格は下がりますが、旬が過ぎるとだんだん高くなっていくのです。

 




 

野菜が高い状態はいつまで続くの?

野菜の高騰は、需要と供給のバランスがとれるまで続きます。

旬を過ぎた野菜は別ですが、今までの傾向を見てみると野菜の価格が高騰したとしても、数か月で元の価格に戻るというパターンがほとんどです。

 

しかし、台風などの天候によって野菜の値段が高騰した場合、どのくらいの作物に被害があったかによって影響が変わってきます。

被害が少なければ、高騰した野菜の値段は徐々に下がっていくでしょう。

 

また、その野菜がどのくらいの地域で作られているか、ということも重要です。

たとえば、国内の生産のほとんどがある地域に集中していて、その地域が被害を受けて出荷数が減ってしまった場合は、野菜の値段がなかなか下がらない・・・という状態がしばらく続いてしまいます。

 

しかし、色々な地域で栽培されている野菜であれば、被害を受けていない地域から野菜を仕入れることも可能になるので、価格がすぐに下がる可能性もあります。

 

農林水産省の食品価格動向調査には、今後の野菜の市場価格の見通しが発表されています。

野菜の価格が高騰して「今後はどうなるんだろう?」と気になる場合は、農林水産省の野菜の食品価格動向調査を確認することで情報が得られますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

 

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おわりに

野菜が高くなるのは、主婦にとって本当に困ることですよね。

しかし、天候などの影響から、今後も野菜の供給量が減って値段が高騰してしまうことが考えられます。

野菜の値段が高くなっても、しばらくすれば落ち着いてくることがほとんどですので、他の食材を使用するなど工夫して乗り切りましょう。