もらって嬉しいお歳暮やお中元の贈り物といえば、商品券やギフト券ではないですか?
実際に貰ってうれしいお歳暮やお中元のランキングの上位には、商品券やギフト券がランクインしています。
しかし、お歳暮やお中元は、日ごろお世話になっている方への感謝の気持ちとして贈るものです。
商品券はもらうと嬉しいものではありますが、実は贈る側になると相手を選ばないと失礼になることもあるんです。
そこで今回は、商品券やギフト券は、お歳暮やお中元として贈るのは失礼になる場合の理由を調べてみました。
また、贈るときの相場についても紹介します。
お歳暮やお中元の贈り物に商品券やギフト券は失礼?
貰ってうれしいお歳暮・お中元ギフトの上位にランキングされている商品券やギフトカード。
私も個人的にはハムやジュースなどが贈られてくるより、商品券やギフトカードを貰う方が嬉しいです(*^^*)
しかし、商品券やギフト券のような金券の贈り物は、お歳暮やお中元に贈ると「失礼だ」「不快だ」と受け止める方もいます。
とくに目上の方に贈る時には注意が必要です。
香典や結婚のご祝儀などのように例外もありますが、一般的に目上の方に「現金」を贈るのは失礼だといわれています。
なぜなら現金を贈るということは、
「なにかと物入りでしょうから、このお金を足しにしてください」
という意味があるからなんです。
つまり受け取る側は、目下の人から
「お金に困ってるんでしょ?これで好きなものを買いなよ」
と言われているようで「失礼」に感じてしまうというわけです。
現金と同じ意味合いのある商品券やギフト券も「不快」だと思う方も・・・。
そのため、目上の方に商品券やギフトカードを贈るときには、両親や兄弟などの親しい間柄で「商品券を貰ったら嬉しい」という人のみに贈るのようにしましょう。
相手の受け止め方がわからない場合は、商品券やギフト券以外の品物を贈る方が無難です。
■お稽古事の先生は目上でも商品券でOK
ピアノの先生のようにお稽古事の先生は、生徒さんからの贈り物をたくさんもらいます。
一度にたくさんお菓子や日用品をもらっても、先生も困ってしまいますよね。
その昔、お稽古事の先生には、ボーナスの代わりとしてお中元やお歳暮の時期にお金を渡すというルールがありました。
なのでお稽古事の先生の場合は、例え目上の方であっても商品券を贈るのは失礼にはならないといわれています。
しかし、たとえ先生であっても目上の方に金券を贈るのが気が引けるときは、1,000円~2,000円くらいのお菓子と一緒に商品券やギフト券を贈ると良いですよ。
お歳暮やお中元の金額の相場は?
お歳暮やお中元の相場は3,000円~5,000円です。
贈る金額は普段のお付き合いやお世話になっている度合で決めましょう。
とくにお世話になった方には5,000円~10,000円くらいの贈り物にしてみても。
お稽古事の先生への相場は、月謝の1ヶ月分が目安とされています。
商品券やギフトカードは金額が明示されてるので、当然ですが相手に贈った金額をわかってしまいますよね。
相場を贈っているとしても、相手に「金額が少ないと思われるんじゃないか?」と気になることも・・・。
そんなときは、額面が書かれていないチャージタイプのギフトカードや商品券も選べるカタログギフトを贈るという手もあります。
おわりに
ギフト券といっても図書券やビール券、旅行券、ショップのギフトカードなど種類が沢山ありますよね。
商品券もギフト券も使えなかったら意味がありません・・・。
商品券やギフト券が使えるお店が近くにあるかどうかも贈り物を選ぶときのポイントですよ。