いろいろな御利益のあるお守りですが、どう処分していいかわからず、何年も放置してしまうことはありませんか?
お守りは紙や布でできているものが多いので、燃えるゴミとして捨てることも可能です。
しかし、古いお守りとはいえ燃えるゴミとしてゴミ箱にポイッなんて捨てたら、バチが当たりそうな気もしますよね。
そこで今回は、お守りの処分の方法について調べてみました。
お守りの処分は燃えるゴミに出してもいいの?
お守りの素材は、ほとんどの物が紙や布で作られているため、家庭の可燃ごみとしてお守りを捨てることは可能です。
ですので、「お守りなんて信じていない」「神仏に対する信仰心など微塵もない」というのであれば、お守りをゴミ箱にポイッと捨てても構いません。
しかし、お守りは持ち主のことを守ってくれたり願いごとを叶えてくれるお札ですよね。
それにお守りには、神様や仏様の魂が宿っているとも言われています。
そのため、できれば今までの感謝の気持ちを込めてお守りを処分するようにしましょう。
たとえお願いが叶わなかったとしても、です。
要するに、お守りの処分として大事になってくるのは、お守りに対する「気持ちの問題」です。
私個人としては、やはり神様・仏様の気が込められているお守りは、燃えるゴミに捨てるのではなく、正しく処分したほうがいいのではないかな・・・と思います。
正しいお守りの処分方法
古いお守りを処分することを、正しくは「返納する」といいます。
お守りを返納する際には、感謝の気持ちを込めることも忘れないようにしてみてくださいね。
■購入した神社やお寺に返納する
お守りの一番ベストな返納の仕方は、やはり購入した神社やお寺に持っていって納める方法です。
一般的に神社やお寺には、古いお札やお守りを納める場所があるので、そこに持っていって返納しましょう。
お賽銭を入れる場所がある場合は、感謝の気持ちを込めてお守りと一緒にお金も納めてくださいね。
一緒に納めるお金にはとくに決まりはないので、自分の気持ちで金額を決めて大丈夫です。
- お守りを購入した神社やお寺が遠くて行けない
という場合は、郵送で古いお守りを返納する方法もあります。
ただし、郵送を受け付けてない神社やお寺もあるので、事前に電話等で確認してみましょう。
- もらったお守りだから神社やお寺の場所がわからない
- 郵送での返納を受け付けていない
というような場合は、近所の神社やお寺に古いお守りを納めても大丈夫です。
ただし、神社のお守りは神社へ、お寺のお守りはお寺へ納めましょう。
また、お寺には真言宗、日蓮宗などいろいろな宗派があるので、なるべく同じ宗派のお寺に納めるようにしてくださいね。
お寺にもよりますが、宗派などの違いによって受け付けてくれないこともあります。
■お炊き上げ(どんど焼き)に納める
お炊き上げが行われている神社やお寺に持っていって、お守りを納めるという方法もあります。
お炊き上げとは、お正月に飾った門松やしめ縄、不要になった愛用品などを感謝の気持ちこめて炎の力で浄化し、天に返す儀式です。
「左義長(さぎちょう)」とか「どんど焼き」などとも言われていますね。
お炊き上げは1月15日頃に神社やお寺で行われることが多いです。
私の住んでいるところの近所のお寺では、お正月の3が日にお炊き上げをやっているので、私も古いお守りをそこに納めたことがありますよ。
お炊き上げをする時期は神社やお寺によって異なりますので、事前に確認しておきましょう。
また、お守りをお炊き上げに納めるときには、鈴などの燃えないモノがついている場合、しっかりと分別してから持っていくようにしてくださいね。
おわりに
お守りはごみに捨ててはいけない、などという決まりはありません。
ですので、古いお守りは燃えるゴミとして処分することは可能ですが、できれば神社やお寺に返納しましょう。
どうしても神社やお寺に納めることができない状態で、自宅でゴミとして処分したい場合は、感謝気持ちを込めながら、古いお守りに塩を振りかけて清めてからにしてみてくださいね。
感謝の気持ちを込めて処分すれば、お守りを燃えるゴミとして捨てたとしても、バチが当たることはありませんよ。