夏が近づくにつれ気になるのが、お肌に悪影響を及ぼす紫外線。
紫外線を防ぐための日焼け止めは、正しく塗れていますか?
日焼け止めは正しい方法を塗らないと、期待している効果を充分に発揮できません!
そこで今回は、顔に日焼け止めを塗るときの正しいやり方とUVカットのある化粧品の重ね塗りの効果、メイク後の塗り直しの仕方をご紹介します。
顔の日焼け止めの効果的な塗り方
日焼け止めは、正しい量の日焼け止めをムラなく塗らないと紫外線を防ぐ効果が充分に発揮できません。
ほとんどの日焼け止めには使用方法として下記のことが書かれていますよね。
- 使用量が少ないと紫外線防止効果が得られにくくなります
- 充分な量をお肌にムラなくのばしてください
- こまめにつけ直してください
たとえば日焼け止め効果の高いSPF50の日焼け止めを塗ったら、SPF50の効果を期待しますよね。
でも正しい使用量の半分しか塗っていない場合は、SPFの効果も半分・・・。
つまりSPF50だったらSPF25の効果しか発揮できないのです!
日焼け止めは、500円大くらいが正しい1回分の使用量です。
■日焼け止めの塗り方
- 1回の使用量の半分を手のひらにとり、顔の両ほほ、おでこ、鼻、顎の5か所におく
- 指全体をつかって顔全体にムラなくのばす
- もう一度同じ量の日焼け止めを重ね付けする
日焼け止めを一度に塗らずに2回に分けることで、ムラなくしっかり塗ることができます。
日焼け止めは、しっかり塗ったとしても汗をかいたり、擦ってしまったり、化粧崩れしたりすると効果はどんどん失われてしまいます。
ですので、紫外線をきちんと防ぐためには、2~3時間おきにこまめに日焼け止めを塗り直すことが大切です。
日焼け止めの重ね塗りの効果は?
毎日のメイクでは、日焼け止めのほか、化粧下地やファンデーションにもUVカットの効果がありますよね。
日焼け止め効果のある化粧品を重ね塗りをすれば、SPFの効果が重複されそうですが、実はそうはなりません。
例えば、日焼け止め、化粧下地、ファンデーションの3つにUVカットの効果があったとします。
化粧下地 SPF25
ファンデーション SPF20
この3つを重ね塗りした場合、SPFの効果は、一番効果の高いSPF30になります。
つまり、紫外線対策としては、化粧品のどれか一つにUVカット効果のあるものを使うだけでOKなのです。
いくつもUVカット効果のある化粧品を重ね塗りするのは、かえって肌への負担が大きくなり、トラブルの原因になることもあるんです・・・!
日焼け止めのメイク後の塗り直し方法
紫外線対策で大切なことは「正しい量の日焼け止めを塗ること」「こまめに塗り直すこと」です。
でも実際に正しい量をつけてみるとわかると思いますが、500円大の日焼け止めは、量は多くて塗るのが大変です。
大量の日焼け止めは、顔の毛穴を塞いでしまい、人によってはかえって肌の負担になることも・・・。
それに加え、紫外線を防ぐ効果を持続させるには、2~3時間ごとに日焼け止めを塗り直さないといけません。
メイクをしているときには、簡単に日焼け止めを塗り直すことはできませんよね。
化粧後の顔の日焼け止めの塗り直しは、UVカット効果のあるパウダーファンデーションやプレストパウダーを塗るのがおすすめ。
最近のファンデーションやプレストパウダーは、紫外線をカットしてくれるものが多いですよね。
パウダーならこまめに塗り直すことも簡単にできます。
でも、あまりSPFの高いものだと肌に負担がかかるので、SPF20程度のパウダーをこまめに塗り直しましょう。
おわりに
紫外線によるお肌のダメージは、気づかないうちに毎日少しづつ蓄積されてしまいます。
将来、顔のシミやシワに悩まないためには、お肌の紫外線対策を1年中する必要がありますね。
正しい方法で日焼け止め塗って、しっかりと紫外線を防ぎましょう。