ハードコンタクトレンズを装着しているとき、レンズが白くくもってしまうことはありませんか?
私はアレルギーなのか、異常なまでにコンタクトレンズがくもる時期が年に1~2回あります。
コンタクトレンズのくもりは、見えにくいだけでなく目も疲れてきますよね。
レンズがくもるたびに洗浄するのも大変です。
そこで今回は、ハードコンタクトレンズがくもってしまう原因や対策、レンズの汚れの落とし方を調べてみました。
ハードコンタクトレンズがくもる原因と対策
ハードコンタクトレンズが白く曇ってしまうのは、レンズの表面に汚れが付着して涙がはじかれてしまうからです。
コンタクトレンズの汚れの主な原因は、涙に含まれる成分のたんぱく質や脂質。
レンズが曇りやすいかどうかは個人差がありますが、アレルギー体質やドライアイの人は曇りやすい傾向があるといわれています。
(涙に含まれるたんぱく質の量が多く、レンズが汚れやすい)
ドライアイ
(涙の量が少ないため、レンズについた汚れを涙で洗い流すことができない)
レンズの曇りは、ハードコンタクトレンズ用の装着液を使用することで、ある程度予防することができます。
装着液は、レンズ表面の親水性を高めてくれるので、レンズの乾きや汚れの付着・くもりを防ぐ効果が期待できますよ。
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体質やドライアイの他にも、
- 化粧品の油脂類がレンズに付いた
- レンズケースの汚れ
- コンタクトレンズが合っていない
などの理由で、コンタクトレンズが曇ってしまうことがありますので対策をしてみてくださいね。
■化粧品の油脂類が原因
化粧品の油脂類は簡単に洗い落とせないので、コンタクトレンズが曇ってしまう原因になります。
コンタクトレンズは、化粧品の成分がつかないようにメイクをする前に装着しましょう。
■レンズケースが原因
レンズケースは毎日洗浄して乾燥させることが大切です。
レンズケースのケアをしないで雑菌やカビが繁殖してしまったら、コンタクトレンズの曇りだけでなく目の障害の原因になります。
レンズケースは6ヵ月~1年を目途に交換するようにしましょう。
■コンタクトレンズが合っていない
コンタクトレンズのカーブやサイズが目に合っていないと曇る原因になります。
目のカーブは炎症や老化などで変わってしまうことがあるので、コンタクトのカーブと合わなくなると汚れを涙でうまく洗い流せなくなるので曇ってしまうのです。
また、酸素透過性の高いハードコンタクトレンズは、酸素を多く取り込めるため目の負担を軽減することができますが、レンズに汚れがつきやすい傾向があります。
私も高酸素透過性のレンズを勧められて購入をしたことがありますが、かなりレンズが曇り、1年もたたずに買い替えることになったことがあります。
たんぱく質の汚れや花粉が付きにくいタイプのコンタクトレンズがありますので、買い替えてみるとレンズの曇りが軽減できる場合がありますよ。
ハードコンタクトレンズの汚れの落とし方
コンタクトレンズがくもって視界が悪くなると目がかなり疲れますよね。
コンタクトレンズの汚れは、とにかく洗浄してキレイな状態にするしかありません。
■コンタクトケア用品を見直す
コンタクトレンズの保存液や洗浄液によって、レンズの汚れが良く落ちるものと落ちないものがあります。
コンタクトの汚れが落ちていないと感じたら一度ケア用品を見直してみましょう。
■毎日レンズのこすり洗いをする
コンタクトレンズの保存液の中には、つけ置き洗浄のみでレンズのこすり洗いが不要のものがあります。
ですが、目から外したレンズにはたくさんの汚れが付着していますので、汚れ防止のためにも毎日こすり洗いをしましょう。
■油性汚れも落とせる洗浄液でよく洗う
一般的なコンタクトレンズの保存液や洗浄液は、主に涙の成分のたんぱく質や脂質などを落とすようにできています。
化粧品で汚れた油脂汚れは落とすことができませんので、コンタクトレンズのくもりが取れないときは、油性汚れも落とせる洗浄液を使ってみましょう。
■タンパク除去をする
コンタクトレンズの汚れが蓄積されると、どうしてもこすり洗いでは落ちないことがあります。
コンタクトレンズの頑固な汚れは、メーカー各社から販売されているタンパク除去剤を使用して落としましょう。
レンズの汚れがなかなか落ちないときは、メニコンの「プロージェント」という商品が強力でオススメです。
月1回の使用でレンズの汚れをかなりキレイにしてくれますよ。
ただし、プロージェントはメニコンのハードコンタクトレンズならどのタイプもOKですが、他のメーカーは使用できるコンタクトレンズが限られているので、事前に確認してみてくださいね。
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おわりに
コンタクトレンズの汚れがきれいに落ちるだけでも、レンズのくもりはかなり緩和されますよね。
しかし、コンタクトレンズの汚れを何度落としても曇ってしまうときは、目に異常があることもあるので眼科に行って相談してみてくださいね。