乗り物酔いで気持ちが悪くなると本当に辛いですよね。
酔ってしまうと数時間、気分が悪いままなので生活に支障が出てきます。
旅行や遊びに行くときも、乗り物酔いのせいで楽しい気分が半減・・・。
そこで今回は、乗り物酔いの原因と予防策、気持ちが悪くなった時の対処法をまとめてみました。
乗り物酔いの原因は自律神経の乱れ
乗り物酔いは、医学的には「動揺病」や「加速度病」といわれています。
乗物酔いは、不規則な加速・減速といった車や電車などの揺れが、耳の内耳という場所にある三半規管や前庭を刺激することによって、自律神経機能障害を起こしてしまうのが原因とされています。
乗り物に乗っている体は動いていないのに、目や耳から入ってくる情報では動いていると錯覚し、脳が混乱してしまって乗り物酔いが起きてしまうのです。
その結果、気分が悪くて吐き気がしたり、嘔吐や頭痛、顔面蒼白などの乗物酔いの症状があらわれます。
脳の混乱の他にも、寝不足や体調不良、匂い、精神的な不安や緊張など様々なものが乗り物酔いを起こす原因として関係しています。
乗り物酔いの予防する方法
乗り物酔いしないためには、できるだけ予防策をとることが大切です。
■体調を整える
睡眠不足や疲れが溜まっていると、血圧が下がって内臓や血管の働きを支配している自律神経が乱れやすくなります。
自律神経の乱れは、乗り物酔いを起こしやすくなります。
■満腹や空腹を避ける
満腹でも空腹でも乗り物酔いは起こりやすくなります。
乗り物に乗る直前の食事は、満腹にならないように腹八分くらいで抑えましょう。
お腹が空いたときのために、食べ物や飲み物を用意しておくと良いですね。
チョコレートや飴は血糖値をあげて、脳の働きを良くするのでオススメです。
炭酸水は胃の調子や自律神経を整える効果が期待できます。
■頭(視線)をあまり動かさないようにする
乗り物に乗っているときは、頭をなるべく動かさずに進行方向を見るようにしましょう。
進行方向の景色を見ることによって、体が自然に対応するため乗り物酔いになりにくくなります。
カーブなどでは、体を傾けて、視覚と聴覚、体感を一致させるのも効果的です。
進行方向が見えないときは、なるべく遠くの景色を眺めるようにしましょう。
■振動の少ない場所に乗る
なるべく体への振動が少ない場所に乗りましょう。
車なら助手席、バスならタイヤの上以外の前方の席の窓側、電車なら進行方向の向きで座るようにすると良いですね。
■乗り物の中で読書やゲームをしない
本を読んだり携帯でゲームしたり、目の動きを細かくする動きは、乗り物酔いを助長させる原因になるので避けましょう。
■体を締め付ける服装は避ける
お腹を圧迫するような体を締め付ける服装は、ストレスを感じ、乗り物酔いしやすくなります。
■サングラスをかける
サングラスをかけると視覚からの情報を抑えることができるので、脳の混乱を軽減できます。
■寝てしまう
眠ってしまえば、乗り物酔いにならずにすみますね。
■不快な匂いを避ける
ガソリンやタバコなどの不快な匂いは、脳や自律神経にストレスを与え、気分が悪くなる原因となります。
車の場合は窓を開けて新鮮な空気を吸いましょう。
■ミント系のガムやタブレット菓子を食べる
ミントの香りは精神的な緊張を和らげ、心身をリラックスさせてくれます。
ミントの刺激で気分をスッキリさせてくれる効果も期待できます。。
■市販の酔い止めの薬を飲む
酔い止めの薬を飲めば、乗り物酔いを予防してくれます。
薬の効果が発揮できるように、用法用量を守ってタイミングよく飲みましょう。
■自己暗示をかける
「薬を飲んだから大丈夫」「絶対に酔わない」など、自己暗示をかけることも有効です。
乗り物酔いで気持ち悪いときの対処法
乗り物酔いをして気持ち悪いときの一番の対処法は、乗り物から降りることです。
乗り物から降りて新鮮な空気を吸えば、だいぶ楽になりますよ。
移動中など乗り物から降りられないときは、以下を試してみてください。
- 横になって頭を動かさないようにする。
- 衣類を緩めて安静にする
- 窓を開けて新鮮な空気を吸い込む
- 顔や首筋を冷やす
- 氷などの冷たいものを舐める
- 遠くの景色を見る
- 乗り物と一緒に身体を動かす
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おわりに
私はタクシーの匂いが特にダメで、乗車して1分もしないうちに気持ち悪くなってしまいます・・・。
仕事でタクシーに乗らないといけないときは恐怖でしかなく、ミント系のガムやタブレット菓子を常に口に入れて緩和していますが、本当に辛いです(>_<)
こういう精神的な不安も乗り物酔いの原因なんですけどね・・・。
乗り物酔いは慣れて体が学習すれば、克服できるといわれています。
普段乗らない乗り物に慣れるのは難しいですが、予防策をしっかりとって、少しでも乗り物酔いしないように対策しましょう。