寝起き 機嫌 悪い 理由

朝目覚めたとき、少し昼寝をしてしまったとき、寝起きの機嫌が悪いことはありませんか?

 

寝起きの機嫌の悪さはなかなか自分でもコントロールができないため、ついつい人や物にあたってしまうことがあります。

 

しばらく経って完全に目が覚めてから「なぜ、あんなに機嫌が悪かったんだろう・・・?」と反省することも。

 

そこで今回は、寝起きに機嫌が悪くなる理由と寝起きを良くするための対策について調べてみました。

 




寝起きは機嫌が悪い理由は?

よく寝起きが悪い理由として、「低血圧だから・・・」と言うことはありませんか?

 

しかし、現代の医学では、寝起きが悪い原因と低血圧は関係がないといわれています。

 

ではなぜ、寝起きに機嫌が悪くなってしまうのかというと、原因は大きく分けて2つあります。

 

 

■脳が完全に目覚めていないため


起床時にパッと起きれないときほど、機嫌が悪くなってしまいませんか?

 

比較的スムーズに目が覚めたときは、機嫌が悪くなることは少ないのではないでしょうか。

 

人間は眠っているときに「レム睡眠(浅い眠り)」と「ノンレム睡眠(深い眠り)」を繰り返しています。

 

レム睡眠のときに起きれば比較的スムーズに目が覚めますが、深く眠りについているノンレム睡眠のときに起きてしまうと、脳が完全に目覚めることができないため機嫌が悪くなってしまうんです。

 

つまり、身体は起きているにもかかわらず脳は目覚めていないため、そのバランスの悪さが態度に出てしまうというわけです。

 

 

■脳や体の疲れが溜まっているため


疲労がたまっていたり睡眠不足の状態では、目覚めたときの脳や体に疲れが残ったままになっています。

 

脳や身体が疲労したままの状態で目が覚めるとストレスを感じて、機嫌が悪くなってしまうということが考えられます。

 




寝起きを良くするにはどうしたら良い?

寝起きの機嫌をよくするためには、眠るタイミングを見直してみたり、脳や身体に疲れを残さないような質の良い睡眠をとる必要があります。

 

 

■浅い眠りのレム睡眠のときに起きる


機嫌よく目覚めるためには、なるべく浅い眠りのレム睡眠で起きる必要があります。

 

そのためには、睡眠時間を計算して、なるべくレム睡眠に目覚めることができるようにしておきましょう

 

眠りの周期は、「ノンレム睡眠(60分~80分)→レム睡眠(10分~30分)→ノンレム睡眠・・・」という周期で繰り返しており、「レム睡眠→ノンレム睡眠」の1周期はおよそ1時間30分です。

 

つまり、寝てから1時間30分、3時間、4時間30分、6時間、7時間30分・・・、というタイミングで起きることができれば、レム睡眠のときに目覚めることができるというわけです。

 

また、仮眠をとるときは30分以上寝ない方がいいといいますよね。

 

なぜなら、まだレム睡眠状態だったとしても30分以上寝てしまうと、どんどん深い眠りのノンレム睡眠に近づいてしまうからです。

 

そのため、仮眠をとる場合は、脳がまだ完全に休んでいない状態のとき起きるようにしましょう。

 

15分~20分程度の仮眠であれば、脳がまだ起きているため機嫌を損ねることなくスッキリ起きることができますよ。

 

寝起き 機嫌 悪い 理由

 

 

■質の良い睡眠をとる


たとえ睡眠時間が十分であったとしても、質の悪い眠りでは身体の疲れをとることができません。

 

身体や脳の疲れをとることができなければ、ストレスで寝起きが悪くなってしまいます。

 

そのため、寝る前はリラックスし、なるべく質の良い睡眠をとるように心がけましょう。

 

・寝る前にテレビ、パソコン、スマホを見ない

 

・食事は寝る3時間くらい前にすませる

 

・寝る前にコーヒーなどのカフェインを含む飲み物を飲まない

 

・お風呂は寝る1~2時間前に入り、40℃くらいのぬるめのお湯にゆっくりつかり身体を温める

 

・寝る前に軽いストレッチをする ・自分に合った寝具を使う

 

 

■寝起きにアロマオイルを使用する


ローズマリーの香りは、血液の流れを良くして脳をシャキッとさせる効果があるといわれています。

 

寝起きの機嫌が悪くなる原因のひとつは脳が完全に目覚めていないことです。

 

そのため、ローズマリーの香りを嗅ぐことで眠気覚ましになり、脳をスッキリ目覚めさせることができます。

 

ほかにもペパーミントやレモン、グレープフルーツなどの香りも眠気覚ましに効果的です。

 

 

■起床時間より早く目覚ましをセットする


 

たとえば7時に起きる場合、6時から15分ごとに目覚ましをセットしておきましょう。

 

そうすることで、目覚ましが鳴るたびに眠っていた脳が徐々に目覚めていきます。

 

起きる頃には完全に脳が目覚めているので、機嫌が悪くなりにくくなります。

 

おわりに

私も本当に自分ではどうしようもないくらい寝起きの機嫌が悪いことがあります。

 

とくに疲れていて布団ではなくリビングで寝てしまい、それを旦那に無理やり起こされたときは、自分ではよく覚えていないんですがキレまくっているようです・・・。

 

寝起きが悪いと他の人にも迷惑がかかすりますので、なるべく寝起きが良くなるよう睡眠の質を改善しスッキリと目覚めたいものですね。