腕時計をしていて手首がかゆくなったり、かぶれたりすることはありませんか?
私もある日突然、今までつけていた腕時計で手首が腫れて痒くなってしまい困りました。
携帯電話でも時間はわかりますが、知りたいときにすぐに確認できる腕時計は、やはり日常生活において必須アイテムです。
そこで今回は、腕時計で手首がかゆくなる原因と対策を調べてみました。
腕時計で手首がかゆくなる原因は?
腕時計で手首が痒くなったりかぶれてしまうと、長時間つけていられなくなるので困ってしまいますよね。
とくに汗をかきやすい夏には、かゆみなどの症状が悪化する傾向がないでしょうか?
腕時計をしているとき、手首がかゆくなる原因としては
- 金属や皮革のアレルギー
- 腕時計の汚れや汗によるもの
などが考えられます。
■金属や皮革のアレルギー
金属アレルギーは金属と汗などが反応して起こります。
腕時計の金属が汗に反応するとイオン化するのですが、イオン化した小さな粒子が肌に染み込んでしまい、体内のタンパク質が結びつくとアレルギー反応を起こしてしまうのです。
ニッケル、クロム、コバルト、パラジウム、銅、亜鉛、金、インジウム、イリジウム、水銀、など
金属アレルギーで一番多いのはニッケルアレルギー。
ニッケルは、アクセサリーや日用雑貨のほか、腕時計にもよく使用されている金属です。
そのため、金属バンドの腕時計や時計本体が肌に触れていることでかゆみや湿疹になっているときは、金属アレルギーが原因という可能性が考えられます。
革バンドなら大丈夫か、というと実は革バントであっても金属アレルギーの可能性はあります。
なぜなら、革製品は動物の皮から革にする工程で「なめす」という作業があり、クロムという金属を使用しているからです。
クロムはアレルギーを起こしやすい金属なので、革バンドの腕時計だからといって金属アレルギーではないとは言い切れません。
もちろん、革に対するアレルギーということもありえます。
アレルギーの場合、発症してしまうと多くの場合その体質は治りません。
そのため、腕時計をしてかゆみやかぶれの症状が続くときには、皮膚科などの専門医に行ってアレルギー検査を受けてみましょう。
■腕時計の汚れや汗によるもの
かぶれやすい体質の人は、体調によって皮膚にかゆみやかぶれがおきてしまうこともあります。
腕時計のベルト部分に汗をかいてしまい、通気性が悪くなることで肌が湿疹になることも。
腕時計が汚れていたり、時計と肌の摩擦で炎症を起こしているということも考えられます。
腕時計の金属アレルギー対策
金属アレルギーなどのアレルギーが原因のときには、原因となる成分を含む腕時計が肌に触れないようにしないといけません。
■耐アレルギーの腕時計にする
チタンや医療用にも使用されるステンレススチール316Lなどを使用したアレルギーのおきにくい腕時計があります。
■懐中時計やストラップの時計にする
腕時計をやめて、懐中時計やストラップタイプの時計などに替えるという手もあります。
時計を変更することなく、今まで通りお気に入りの腕時計を使用したいこともありますよね。
そんなときには以下の方法で対策してみましょう。
■服の上から腕時計をする
長袖のシーズン限定ですが、服の上から腕時計をすればアレルギーがおきません。
■リストバンドの上から腕時計をする
薄手のリストバンドの上から腕時計をするという手もあります。
服装によってはリストバンドをつけているとおかしいこともありますが、スポーツをするときには活躍できそうです。
■メタルコートを使用する
メタルコートは金属アレルギーによる皮膚の炎症を防いでくれるアイテムです。
透明のアクリル被膜が汗に反応する金属イオンの侵入を防いでくれるので、アレルギーが起きにくくなるんです。
使い方は、メタルコートを腕時計の皮膚が触れる部分に塗るだけでOKです。
時計の汗対策
かゆみや湿疹の原因は、主に「汗」であることが多いので、腕時計を使用するときは肌との通気性を良くすることが大切です。
汗をかきやすい時期は、とくにかゆみなどの症状がでやすいので、しっかり予防しましょう。
(バンドを巻いたときに指が一本入るぐらい)
■汗をこまめに拭き取る
■腕時計を清潔に保つ
おわりに
腕時計で手首にかゆみや湿疹ができてしまったら、すぐに腕時計の使用をやめましょう。
腕時計がないと不便ですが、そのまま我慢して使用していると症状が悪化してしまうこともあります。
いろいろ対策をしてもなかなか症状が治まらないときは、放置せずに皮膚科に行って相談してみてくださいね。