喪中には新年のお祝いごとを避けるため、年賀状も出さないし、おせち料理も食べずに静かに過ごしますよね。
そのため、神社仏閣への初詣も避けるべきだとよく聞きます。
しかし、実はそういうわけではないんです。
そこで今回は、喪中に神社やお寺に初詣に行ってもいいのか、お守りやお札の購入やおみくじを引いてもいいのかをまとめてみました。
喪中に神社に初詣に行っても大丈夫?
喪中とは、親族が亡くなってからの1年間を指し、故人の冥福を祈り行動を慎む期間のことをいいます。
喪中とよく混同してしまうのが「忌中」です。
「忌」とは、死を恐れ悼みはばかるという意味の神道の言葉で、忌中の間は、神社へのお参りやお祝い事の参加などは控える期間です。
「忌」が過ぎると「服」の期間に入ります。
「服」とは本来、喪服を着用することを意味し、この期間にも身を慎むことに変わりありません。
■忌中の期間
両親・配偶者:50日間
祖父母:30日間
兄弟姉妹・子供・叔父叔母:20日間
孫:10日間
従兄弟従姉妹:1~3日
しかし、基本的には忌中を過ぎれば神社へ参拝してもOKということになっています。
ですので、忌中でなければ神社へ初詣に行っても問題はありません。
忌中がお正月にかかる場合は、神社への初詣は控え、忌明けに参拝するようにしましょう。
また、地域や神社によって考え方が違う場合があるので、毎年参拝している神社がある場合は、あらかじめその神社の忌中に対する考え方を調べておく方がいいかもしれません。
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喪中にお寺に初詣に行くのは大丈夫?
神社は忌中の間は参拝を避けますが、お寺の場合は喪中に初詣に行ってもとくに問題はありません。
そもそもお寺では、お葬式を本堂で行いますし、境内にはお墓もありますよね。
神社と違い、お寺は「死」を恐れたり、穢れたものとして捉えていないのです。
むしろ喪に服している期間にこそ、大切な亡き人のご供養にお参りするのが良いとされています。
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喪中にお守りやおみくじを引いてもOK?
初詣に行くと、お守りやお札、破魔矢を購入したり、おみくじなど引きますよね。
喪中期間であっても、お守りなどの購入は、初詣の参拝の考え方と同様です。
ですので、神社の場合は忌明けしてから、お寺の場合はとくに問題なく購入できます。
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おわりに
喪中の期間は、故人の冥福を祈り、行動を慎む期間です。
喪中にはお祝い事であるお正月行事を避けるので、よく初詣も避けた方がいいと言われているのかもしれませんね。
確かに初詣に行くと、新年を祝ってお祝いムードですし、露店が出てたりとお祭り気分で賑やかになりますからね。
とはいえ、神社は忌中の期間以外、お寺の場合は喪中であっても問題なく初詣に行けますので、1年の感謝の気持ちや平安無事を祈願しに参拝に行きましょう。