日よけや日焼け防止に日傘を使っている人は多いと思いますが、色によってUVカット率などの効果が違うと聞いたことがありませんか?
いろいろな色の日傘が売っていますが、日傘の効果は色によって違いはあるのでしょうか・・・?
そこで今回は、日傘の日よけや紫外線防止効果は色によって違うのか調べてみました。
また、オススメの日傘の選び方もお伝えします。
日傘の効果は色によって違いはあるの?
実は、最近の日傘というのは、色による効果に大きな違いあまりありません。
カラフルな色の日傘が販売されていますが、もともとは黒と白の日傘が多く流通していました。
なぜ黒と白が主流だったかというと、ともに紫外線をカットする働きがあったからなのです。
黒い日傘は光を吸収することで紫外線をカットし、白い日傘は光を反射することで紫外線をカットします。
しかし、白と黒、どちらにもデメリットがあります。
黒い日傘は光だけでなく熱も吸収してしまいます。
そのため、黒い日傘を使っていると暑くなってしまうのです。
白い日傘は黒い日傘より涼しいですが、紫外線のカット率が黒より低くなってしまいます。
また、紫外線は頭上だけからでなく地面からの照り返しによる紫外線にも気をつけた方がいいといわれています。
どんなに日傘をさして上からの紫外線をカットしても、地面から反射される紫外線を浴びることで結局日焼けをしてしまうのです。
地面からの紫外線の照り返しは、アスファルトで10%、砂浜では25%にもなります。
なので、照り返しによる紫外線を決して侮ってはいけません・・・。
紫外線の照り返し対策には、日傘の内側の色を白っぽい色よりも黒っぽい色にした方がいいといわれています。
日傘の内側が黒ければ反射した紫外線を吸収してくれるため、それ以上反射することはありません。
しかし、白などの明るい色では、紫外線が傘の中でさらに反射してしまい、顔に紫外線を集めてしまう可能性もあるのです。
このようなことから色の効果を考えて日傘を選ぶ場合、最もいい組合せは日傘の外側の色は白またはシルバー、内側は黒や紺などの暗いものを選ぶのが1番効果を発揮できるということになります。
ですが、白や黒の日傘だけでなくカラフルな日傘もたくさん販売されていますよね。
なぜなら、最近の日傘は、色による効果ではなく生地によって違いがあるのです。
日傘を選ぶポイントは?
最近の日傘は、生地自体にこだわって作られています。
そのため、カラフルな色の日傘だったとしても、日傘の生地が遮光やUVカットをしてくれるので、色による効果というのはあまり大差がなくなってきています。
それよりも日傘は、その使い道によって選ぶようにするのがオススメです。
日傘の目的には、暑さを和らげる日よけのために使う場合と、日焼けしないように紫外線防止のために使う場合にわかれますよね。
実は、日傘も目的に合わせて作られているのです。
日よけを目的としている日傘は遮光率を高く、紫外線対策を目的としている日傘はUVカット率が高く作られています。
もちろん両方の効果をもつ日傘もありますが、自分がどちらを重視して日傘を使用するのかをはっきりさせ、その目的にあった日傘を選ぶようにしましょう。
また、日傘のデザインは、オシャレとかカワイイで選ばない方が無難です。
なぜなら、かわいいデザインの日傘は、ものによっては紫外線をカットする効果が低いものがあるからです。
たとえばレースの日傘です。
レースの日傘は、生地によっては隙間が空いているものがあるので、その隙間によって紫外線カットにしても遮光にしても効果が落ちてしまいます。
また、日傘の生地は少し厚めのほうが紫外線をカットする効果は高いといわれています。
薄い生地の日傘の方が軽くて持ち運びがいいですが、長時間外にいることが多い場合は、日傘の効果を考えて少し生地が厚めの生地の日傘を使うようにするのがオススメですよ。
おわりに
最近の日傘は目的別に販売されているため、色による遮光や紫外線防止効果に大きな差はありません。
とはいえ、日傘のデザインや生地によって効果に差があるものがあるので、自分がどのような目的をもって日傘を使用するかはっきりさせておきましょう。