友人の結婚式に出席する予定が直前になって行けなくなってしまった!
たとえ、身内の不幸や体調不良などの「やむを得ない事情」で友人の結婚式をドタキャンをした場合でも、その対応次第では友人から「非常識」と思われてしまうこともあります。
そこで、今回は出席予定の友人の結婚式を直前に欠席することになってしまったときのマナーをご紹介します。
友人の結婚式をドタキャンするときの対応は?
招待されている友人の結婚式に出席できなくなったら、すぐに友人に連絡して結婚式の欠席を伝えます。
メールやLineなどでの連絡手段の方が便利ですが、必ず電話で連絡するようにしましょう。
友人は結婚式のために何か月も前から準備していますので、メールやLineなどで突然結婚式の欠席を告げられると「失礼な奴」だと思う可能性があります。
ですので、電話で直接、結婚式に出席できなくなったこと伝え、きちんとお詫びをしましょう。
結婚式はお祝い事ですので、身内の不幸などの弔事や体調が悪いなどの理由で欠席するときは「やむを得ない事情で」と伝え、欠席の理由をぼかして伝えます。
後日、改めて欠席の事情を話すのがマナーです。
親しい友人の場合は、きちんと理由を話した方が納得してくれる場合もあるので、状況に応じて臨機応変に対応すると良いですね。
友人の結婚式当日に急遽、出席できなくなったときは、結婚式の会場に連絡を入れるようにしましょう。
新郎新婦は結婚式当日、準備などでとても忙しいので、直接連絡するのは迷惑になってしまいます。
結婚式当日は会場に連絡をして、後日、改めてお詫びとお祝いの言葉を伝えるようにしましょう。
結婚式をドタキャンしたときは電報を贈ろう
友人の結婚式の欠席することになったら、結婚式当日に電報でお祝いの言葉を贈るようにしましょう。
友人に結婚式に出席できなくて残念だという気持ちを伝えることが大切です。
結婚式の祝電を送る際の文例は、定型文がたくさんあります。
ご結婚おめでとうございます。
本日はせっかくご招待いただいたのに、出席できずにとても残念です。
お二人の未来が素晴らしいものでありますようお祈りいたします。
定型文ではなく自分らしい言葉で伝えると更に良いですが、電報を送る際には「忌み言葉」に注意が必要です。
忌み言葉とは、別れや不幸などを連想させたり、再婚や不吉な意味を持つような言葉です。
結婚式のようにおめでたい席では「縁起が悪い」といわれている言葉ですので、使わないようにしましょう。
戻る 離れる 壊れる 冷える 割れる
苦しい 薄い 短い 浅い 失う
重ね重ね いよいよ くれぐれ わざわざ
四 九 塩 梨 無事 苦労
結婚式をドタキャンで欠席したときのご祝儀は?
友人の結婚式にドタキャンしたときは、必ずご祝儀を贈るようにしましょう。
結婚式に出席する予定でしたので、席次表にはあなたの名前が印刷されていますし引き出物なども用意されています。
結婚式場にもよりますが、当日の食事や引き出物をキャンセルできるのは結婚式の10日前まで。
直前にドタキャンすれば当然キャンセルできないし、あなたの分の食事や引き出物が無駄になりますよね。
その費用はすべて友人の負担です。
ですので、友人に贈るご祝儀は出席した場合と同額を贈るのがマナーです。
友人の結婚式のご祝儀の相場は3万円ですね。
ご祝儀と一緒にお詫びの手紙を添えて、可能であれば結婚式前に贈るようにします。
結婚式当日にドタキャンをした場合は、結婚式後で良いのでなるべく早く贈るようにしましょう。
友人へのご祝儀は、結婚用の熨斗袋に入れて現金書留で送ります。
関連記事 友人の結婚式を欠席するときのハガキの書き方や理由と文例
おわりに
身内の突然の不幸や、風邪などの体調不良で、招待されていた結婚式に行けなくなることもあるかと思います。
やむを得ない事情で欠席する場合であっても、結婚をする当事者にとっては結婚式は一世一代の特別な日。
何か月も前から準備をしていますし、結婚式に特別な思い入れがあればあるほどドタキャンされるとショックが大きいので、その後のフォローがとても大切です。
誤った対応をしてしまうと、大切な友人を失ってしまうことにもなりますので誠意をもって対応しましょう。